スペシャリストではなくジェネラリストを目指したおかげで生き残れた件

PPCの広告代理店にとって運用代行は「月々の継続的な利益」になるわけで、解約となってしまうと、予定としていた利益が減るわけで極力避けたい部分です。

特に少数精鋭で行っている代理店にとっては、大きなクライアント様との契約が切れてしまうことは、利益に大きく影響が出てきます。

 

先日、クライアント様から契約解除の話が出まして冷汗をかいたわけですが、そんなピンチを乗り越えました。

それはジェネラリストを目指したからだと思うんですよね。

 

今日は、そんなお話です。

 

契約解除の話が出た理由

契約の解除となるケースは、基本的に「費用対効果が合わない」とか「成果が悪い」ということが、ほとんどになるかと思います。

しかし、それ以外の理由で解約となるケースがあるんですよね。

「成果には満足しているが、不安がある」

 

運用代行を依頼していると、どうしても「正しい運用をしているかどうかが分からない」という問題が出てきます。

2社、3社と運用代行をしている場合は、以前の業社と比較ができるわけですが、運用代行1社目となると成果が出ていても、それが良い運用なのかが分からないんです。

 

契約が解除されないためには

PPC運用代行という仕事は「どこまでやるか?」ということが非常に難しい部分です。

管理画面上だけのことなのか、それもとランディングページも含むのか、さらに言えばマーケティング全体のコンサルタントのようなこともするのかは、企業のスタンスによって違うかと思います。

 

だからこそ、私はスペシャリストではなくジェネラリストを目指すことを決めていました。

正確には、「スペシャリスト」かつ「ジェネラリスト」かもしれませんが。。

 

PPCだけの話しかできないより、いろいろな話ができる人の方が必要だと感じてもらえますからね。

 

結果は・・

運用代行は契約解除となりましたが、代わりにコンサルティングという契約になりました。

実際に日々運用するわけではありませんが、管理画面やアナリティクス等を見てサポートをさせて頂きます。

 

理由は色々とあるかと思いますが、一番大きな部分としては「マーケティング全体の話をしていたから」だと思っています。

打ち合わせでは、もちろんPPCの話もしますが、ランディングページの話、利益を取りこぼしている部分の改善、価格について、オフラインの戦略、今なら消費税増税の対策など、様々な話をしています。

そんなこんなで、広告運用は契約解除にはなりましたが、生き残ること(クライアント様との関係が終わらないこと)ができました。

 

僕はジェネラリストを目指すべきだと思う

ずっと僕の考え方にあるのは「僕の仕事は、クライアント様に利益を出してもらうこと」だと思っています。

その中で、僕自身が一番力が発揮できるのがPPCなワケで、その部分と絡めてコンサルティングをしているといった印象です。

 

ビジネスを加速させるためには、どの部分を改善するとインパクトがあるかを常に考える必要があります。

ハッキリ言ってしまうと、PPC広告の最適化よりも、ランディングページの改善の方が圧倒的な数字を出すこともよくあります。

 

そして、今後もPPC広告は自動化へと進んでいくことが予想されます。

もちろん、その自動化をコントロールする人間は必要だと感じていますが、それ以外にも武器を持っておかないと、代理店(PPC担当者)は厳しくなってくるかもしれません。

 

僕は、様々なことができるジェネラリストを目指しますよ。

 

 

 

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  • この記事を書いた人桜井 茶人(さくらい さと)

    株式会社バルワードの代表。

    リスティング広告の専門家でありながら、集客全般を見れるマーケター。

    • Googleプレミアムパートナー
    • 著書:リスティング広告のやさしい教科書
    リスティング広告のやさしい教科書
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