AdWordsの自動化っていうか動き方っていうか

最近、「自動化ってどうなの?」なんて話が多くありますが、「自動化ウンヌンよりも、まずアカウントちゃんと運用しよーね」なんて感じている僕です。

12月の忙しさに、少し尖ってますがお気にさならずに。。。

 

まぁ、最新の情報だったり、動きだったりをキャッチアップしていくことって重要だとは思ってますけど、まずはしっかりと広告運用することが大前提になるかなと。

ちゃんと広告運用ができないと、何やっても結果的に上手くいかないですからね・・・・

 

そんなこんなで、最近のAdWordsの自動化だったり動きだったりを見ていて、なんとなく「やっぱこんな感じだよね」って納得というか、僕の中での答えというかが見つかったので残しておこうかと。

思いっきり主観的な記事になりますので、これが正しいとかではなく、ただ単に俺式的な考え方って思ってくださいね。
※AdWordsの話なので、Yahoo!プロモーション広告と一緒にはしないでください
※AdWords scriptとかも自動化ですけど、触れないのでご了承を
※2017年12月15日現在で考えてることです

 

自動化っていつから話が出ていたんですかね?

Facebookの「過去のこの日」というのを見ていたら、ちょうど5年前に若かれし頃の俺式青年はGoogleのイベントに参加して「自動化か~」なんて感じていたようです。

121214Googleイベント

(これ見つけたから、ブログ書こうと思ったワケじゃないからね!!)

 

この頃って、僕の中では「1キーワード1広告グループ全盛期」であって、「このアカウントの作り方なら時間かかるけど負けないよね」って本気で思ってました。

まぁ、そもそも1キーワード1広告グループ以外の動き方を全く把握してないのに、「これ最強」って思っちゃってたのとか本気でイタイよなって今では思いますねハイ。

 

まぁ、以前は広告タイトルが短かったですし、おそらく今よりもキーワードをタイトルに入れることで品質スコアは高まってたし、検索キーワードが広告タイトルに入ってると太文字表示されてクリック率が上がるとか、いろいろとメリットはあったんですよね。

ただ、今の動きを見ていると1キーワード1広告グループで作るという選択肢は僕にはないです。

まぁ、自動化を有効活用するために広告グループをかなりまとめることもありますし、細かく広告グループを分けるのもありますので、どっちが良いというわけではないんですけど、1キーワード1広告グループほど細かく分けることはしないです。

 

で、話を戻しますが「自動化」って何なんでしょうかね?

まぁ、いろいろとあるとは思うのですが、主に「入札に関する自動化」「広告文を選択する自動化」かなぁと思ってます。

 

入札に関する自動化

AdWordsはシグナルによって、柔軟に入札調整をしてくれます。

シグナルっていうのは、エリア・性別・年齢・時間帯・興味関心、、、などなどいろいろな情報を活用してますよってことですね。

なので、同じキーワードであっても、その時々に合わせて調整をしてくれることになります。

このことは、人の手で入札調整をするのは不可能ですよね?

 

精度が上がれば上がるほど、運用者が手をかけて行う必要はどんどんなくなってきます。

 

ただ、過去のブログ記事でも書いてますけど、入札調整で一気にパフォーマンスが良くなるケースもあるので、自動化と手動化のどっちが良いとか決められないんですけどね。

過去の記事 掲載順位でCPAは大きく改善できる。その思考と事例

 

 

広告文を選択する自動化

広告グループの中に、複数の広告文を入れておくとAdWordsがより良いものを選択して広告を出してくれるってものですね。

広告文も入札調整と同じく、シグナルで選択をしてくれます。

 

例えば同じ検索クエリであっても、状況に応じて広告文を自動で選択してくれます。

これも、手動ではコントロールできない部分ですよね。

 

今の「AdWordsって広告文によって大きな変動するな~」って感じがヒシヒシと伝わってきてまして、かなり広告文が重要になってきてると思ってます。

 

 

広告文による変動

「入札に関する自動化」と「広告文を選択する自動化」について簡単に書きましたけど、広告文によってホント面白い動きをするんですよね。

広告文を変えることで、クリック率やコンバージョン率が変わるってのは当然なのですが、以前よりもインプレッションシェアが急激に変動したり、掲載順位が大きく動いたりってのがいろいろなアカウントで出てきてるのですよね。

まー、僕は細かく広告グループを分けるのが基本だったので、正確にいつからこんな動きになったのかは分からないのですけど、「最近はメッチャ重要だよね」って思ってるんです。

 

例えば、下記のデータですが、指名系以外のキーワードを全て1つの広告グループにまとめています。
(自社の広告で、いろいろとテストできることもあるので、思いっきり好き勝手やってます)

CV数とか少ないですけど、ご了承を。

AdWords管理画面

これは、昨日までのデータで、青がインプレッションオレンジがコンバージョンです。

ちょこちょこ広告文の追加とかしていたのですが、12月8日に追加した広告文が上手くいったパターンです。

入札調整とかしてないのですけど、急激にインプレッションが増えて、それに合わせてコンバージョンが獲得できているのが分かっていただけるかなと・・・。

 

入札調整とかしなくても、広告文の変更・追加だけでこれだけ変動したりしてしまったりするんですよね。

 

これからの運用に必要なことは?

前述もした通り、僕自身は自動化のためにデータを集めるようなアカウント構造にすることもありますし、細かいアカウント設計のものもあります。

どっちが正解かなんてことは、どーでもいいんですけど、「広告文が与える影響というのが物凄く大きくなってる」と感じています。

 

入札調整で掲載順位を調整してCPC下げたりという運用も良いパフォーマンスが出せるのですが、広告文の変更でも掲載順位が大きく変わりますしCPCも変わってきたりするので、広告文で勝負していくアカウントが増えてきているなぁという感じですかね。

そう考えると、入札調整よりも広告文をガンガン作っていく方が優先されるケースが増えてるんです。

 

となると、自動化と寄り添った方がいいよねってのが僕の結論です。

 

 

大切なことはPDCAサイクルを回すこと

冒頭に「ちゃんと広告運用しようね」ってことを書いてますが、広告運用をしている運用者は自然とPDCAサイクルを回せています。

PDCAサイクルが回せないと、結局自動化を使うとしても「どうして、こういう結果になったのか」ということが把握できないんですよね。

 

もちろん、変動の原因が見極められないこともあるんですけど、「何をしたら、どう動いたか」という経験値を自分の中に取り入れて考えてる運用者が良い成果を出せてるんじゃないかな・・なんて思うわけです。

 

結局何が言いたいのかよく分からなくなってきましたが、とにかくGoogle先生は凄くて、PPC運用の方法もどんどん変わってるってことですかね!

 

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  • この記事を書いた人桜井 茶人(さくらい さと)

    株式会社バルワードの代表。

    リスティング広告の専門家でありながら、集客全般を見れるマーケター。

    • Googleプレミアムパートナー
    • 著書:リスティング広告のやさしい教科書
    リスティング広告のやさしい教科書
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