PPCを外注→インハウス→独立した体験談

外注を使わず、社内の担当者でPPC(リスティング)広告を運用するインハウスPPC。

最近は、インハウスで行っているところも多くあるのではないでしょうか?

 

筆者も、独立する前は社内のweb担当者としてインハウスPPCの運用をしていました。

インハウスPPCのメリット、デメリットを記載しているブログもたくさんあるため、ここでは実際に経験をしたことを記事にします。

 

この記事は、過去の日記のようなものです(汗

予めご了承をm__m

 

 

外注までの流れ

web担当者として、ホームページ制作・管理やインハウスSEOをやっていました。
(web係の会社ではありません)

ある時期から急に

 

「Google代理店の株式会社○○ですが、リスティング広告はご存知ですか」

 

というような、電話が増えてきました。

その頃、私が持っていたリスティング広告の知識というのは

  • 狙ったキーワードで広告を出せる
  • クリック単価で広告費がかかる

というぐらいでした。

 

社内web担当者として、これはやってみるしかないと、アカウント取得したものは良いものの、どうしたら良いか全く分からず。。

 

これは外注に出してみるしかないな・・と。

何社からか話を聞いて、一番信頼できそうなところに依頼をすることになりました。

 

 

当時、資料請求(CPA)が5,000円ぐらいなら理想通りだし、最悪10,000円以内なら・・と考えていて、外注を使った結果

 

広告費:246,412円  資料請求:30件 CPA:8,214円

 

と、考えていた範囲内だったので、このまま続けてもよいな・・と感じていました。

 

PPCを開始して3か月後ぐらいから、あるwebコンサルタントの方と契約をすることになり、毎月相談をするようになりました。

 

現状の広告を相談したら

 

「ちょっとCPAが高すぎるな。それにもっと予算を使えるんじゃないか?」

 

というアドバイスを頂きました。

そして

 

「教えるから自分でやってみなよ」

 

と。。

 

インハウスに切り替えてみて

コンサルタントの方から構築の方法と、アドバイスを貰いながら、必死になってアカウントを作りました。

その結果、2か月後には・・・

 

≪外注の時≫

広告費:246,412円  資料請求:30件 CPA:8,214円

≪インハウスに切り替え後≫

広告費:415,038円  資料請求:81件 CPA:5,124円

 

なにコレ・・・

教えてもらいながらだけど、教えてもらったのは数時間だし、初めて作ったアカウントなのに・・・。
(外注していた会社は有名なところでした)

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ チェックポイント ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

当時の私は、外注していたところでも利益が出ていたので
決して悪いとは思っていませんでした。
1社にしか外注していない&PPCの知識がない場合は、
パフォーマンスが良いか悪いかも判断するのが難しいです。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

上記の数字ではあまり分からないかもしれませんが、1件の販売価格がとても高いため、驚くほどの成果が出ました。
(これで僕は独立をすることを決めたワケですが)

 

 

独立をして、今、感じること

今では、多くの方から話を聞き、自分独自の方法でリスティング広告の運用をしています。

独立したことで、一気に視界が広がり、今まで知らなかったこともたくさん学ぶことができました。

 

現在でも、この案件については運用をさせて頂いていますが、

 

独立した頃は

「俺ってスゴイんだぜ!」

的な感じで、完全に調子に乗っていましたが、今考えると恥ずかしいですね。

 

まだまだ、雑な運用をしていたな・・と感じています。

ちなみに今は広告費が80万円ぐらいで、資料請求は200件ほど、CPAは4,000円ぐらいです。

 

インハウスの時と比べると、さらに大きく改善されています。

 

まとめ

外注をする場合、1社だけだとパフォーマンスが良いか悪いかの判断が難しくなります。

とは言っても、何社も試せるものではありません。

今後は、第三者の声としてPPCのセカンドオピニオンのようなものもや、疑問な部分を相談できる窓口が必要なのかなと感じています。

 

インハウスPPCの時は、やはり情報量が足りていませんでした。
(足りていなかったどうかも、当時は知りませんでしたが)

例えば、マッチタイプの拡張で完全一致のインプレッションが急に増えたりしても、時期的なものなのか、システム的なものなのかの判断も難しいのかなと思います。

 

また多くのアカウントを見ることや、同業でいろいろな話ができる仲間と繋がることで、自分では考えもしなかったような運用方法を目にして、自分の構築・運用スタイルが変わります。

 

結局は、担当者のスキルによって広告の効果が変わってきてしまうので、インハウスが良いのか、外注が良いのかは決めることはできませんが、

 

インハウスで行うのであれば、会社が積極的に学べる環境を用意してあげる

外注するとしても、担当者がそれなりの知識を身に付ける

 

必要があると感じています。

インハウスで運用している場合は、一度、相談をしてみても良いかと思います。 

 

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  • この記事を書いた人桜井 茶人(さくらい さと)

    株式会社バルワードの代表。

    リスティング広告の専門家でありながら、集客全般を見れるマーケター。

    • Googleプレミアムパートナー
    • 著書:リスティング広告のやさしい教科書
    リスティング広告のやさしい教科書
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