今回もFacebookとの連動記事になります。
PPC広告に関してはブログで、マーケティング全般についてはFacebookに書いています。
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なぜ地域密着業のPPCが効果的なのか
士業や飲食店、治療院など様々な業種がありますが、費用対効果が出しやすい理由が3点あります。
競合他社と差別化がしやすい
基本的に接客が関係することで、独自性などが出しやすくなります。
こちらは物販での全国通販と比較すれば、あきらかに違いますよね。
また、その他にも独自性(強み)を出しやすいため、しっかりとホームページに出すことで、コンバージョン率を上げることができます。
ローカル検索が浸透している
あなた自身も経験があるかと思いますが
「○○ 地名」
というようなキーワードで検索することって多いですよね?
僕はラーメンが好きで今日は恵比寿に行くので
「ラーメン 恵比寿」 や 「つけ麺 恵比寿」
で検索するかもしれません。
地名が入ることで、無駄なキーワードでの広告の露出を減らすことができます。
広告代理店があまり入ってこない
士業や一部の病院関係(歯科のインプラント等)を除いた、飲食店、美容室、治療院などは、あまり広告費が使えないケースが多くあります。
広告費が使えない業種は、広告代理店が運用代行をすることがあまりありません。
広告代理店は広告費を多く使える案件の方が好むからですね。
また、最低の運用代行費が31,500円などと設定している代理店も多いので、
広告費が3万円しか使えない場合は運用代行を依頼しにくいですよね。
そうなると、広告を出している企業が少なくなり、オークションのような制度を取っているPPC広告は自然と効率的に広告が出せるようになります。
効果を上げる2つの手法
①地名が入るものは、絞込み部分一致を使う。
地名が入るキーワードに関しては、広告のタイトルに地名を入れるように広告を作ると効果的です。
(1広告グループ、1キーワードなどですね)
例えば・・
キーワード:ラーメン 渋谷
タイトル:渋谷で口コミを呼ぶラーメン屋
という感じですね。
なぜ絞込み部分一致を使うかというと、他の広告が出てしまうのを防ぐためです。
エリアが少し広い、渋谷の学習塾で、ターゲットエリアに新宿が入っていたとします。
キーワード:学習塾 渋谷
「渋谷から5分。TVで話題の学習塾」
キーワード:学習塾 新宿
「新宿から近いTVで話題の学習塾」
で広告を出したいとします。
※新宿のキーワードでも渋谷で出すべきでしょ的なことは、今回は置いておいてくださいね。
通常の部分一致の場合、「学習塾 渋谷」で検索したにも関わらず新宿用の広告が出てしまう可能性があるわけです。
除外キーワードの設定などでも対応はできますが、地名は絞込み部分一致が効果的です。
②地名が入らないものは、配信エリアを考える
Google Adwordsの場合は配信エリアを細かく設定ができますが、Yahooは都道府県単位になってしまいます。
例えば「美容室」のキーワードで対応エリアが世田谷だとします。
Googleで配信エリアを世田谷区とした場合は、「美容室」という単体のキーワードでの広告出稿も有効ですが、Yahooは配信エリアが東京になってしまうため、無駄クリックになる可能性が非常に高くなります。
タイトルに「世田谷」や駅名を入れたり、入札単価をGoogleよりも落として出稿するのも方法の1つですし、地名が入らないキーワードに関しては広告を出さないというのも選択肢の1つです。
これは業種や、その企業によっても最適な方法が異なってきます。
私自身、地域密着業のアカウントを複数管理していますが、非常に効率が良いクライアント様ばかりです。
特に広告費があまり使えない業種というのは、クリック単価が非常に安いことが多く、広告代理店にも頼めないケースも多いため、ぜひインハウスで広告を出すことができればよいなと思います。
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この記事を書いた人桜井 茶人(さくらい さと)
株式会社バルワードの代表。
リスティング広告の専門家でありながら、集客全般を見れるマーケター。
- Googleプレミアムパートナー
- 著書:リスティング広告のやさしい教科書