リスティング広告(PPC)は、どの企業でも1度は導入してみるべきだと考えています。
よくリスティング広告(ここでは検索連動型広告)は刈取り型の広告だと言われていますが、今回はその部分を省いて、やるべき理由をお伝えします。
1、費用対効果を決めるのは媒体ではなく競合であること
新聞折り込みチラシやダイレクトメールは、媒体で費用対効果を図ることが多くあります。
しかしリスティング広告に関しては、競合によって費用対効果が変わります。
例えば物販の場合、仕入れ金額が大きく違うことはあまり多くありません。
つまり、どの企業でも使える広告費に大きな差は生まれないことになります。
(A社は新規顧客獲得単価に3,000円しか出せないのに、B社は10,000円というのはマレです)
しっかりと広告の設定がしてあり、反応の取れる(問合せが入る)ホームページであれば、基本的には利益が出るハズなのです。
2、成果が明確であること
おそらく、広告媒体でここまで成果が明確になるものは他にはないかと思います。
※電話での問い合わせがメインの場合など、成果が測りにくい場合もあります。
広告費、顧客獲得単価が明確なので、費用対効果が良いかどうかがハッキリ分かります。
3、すぐに始められて、すぐに止められること
広告の設定さえ済んでしまえば、数分で始められます。
また、広告を止めようと思えば、数分で止まります。
テストとして始めやすい広告媒体です。
4、企業に合わせた戦術で組めること
同じ業種であっても、全く違う戦術で広告を出すことができます。
A社:広告費 300万円 顧客獲得単価 3,000円 顧客獲得件数 1,000件
B社:広告費 50万円 顧客獲得単価 2,000円 顧客獲得件数 250件
企業の規模や戦略によって、ある程度コントロールが可能です。
5、リスティング広告を導入していない企業が多い
リスティング広告は上記でも述べたように、競合によって費用対効果が大きく変わります。
つまり、参入してくる企業が多ければ多いほど、広告費は上がってしまう傾向にあります。
現に、広告費が高騰している業界が増えていますが、まだまだ少ないです。
リスティング広告は、競合が全く変化がなかった場合に関しては、日々の管理(最適化)によって広告の効率は良くなります。
今後、リスティング広告に参入する企業が増えていくと予想されていますので、はじめるのであれば、できるだけ早い方がはじめやすいです。
最後に・・・
リスティング広告を運用している立場から見ると、もっと多くの企業が参入し、リスティング広告の業界は、もっと盛り上がってもよいと思っています。
成果が出しやすい広告媒体ですので、多くの企業に活用をしてもらえれば嬉しく思います。
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この記事を書いた人桜井 茶人(さくらい さと)
株式会社バルワードの代表。
リスティング広告の専門家でありながら、集客全般を見れるマーケター。
- Googleプレミアムパートナー
- 著書:リスティング広告のやさしい教科書