PPC(リスティング)広告ほど、数字が明確になる広告媒体って今までになかったのではないでしょうか?
テレビCMや新聞折込チラシ、DMなど、多くの広告媒体がありますが、その費用対効果はボヤけていることが多い。
(関節効果でwebに繋がる場合もありますし)
成果が数字でハッキリと出るからこそ、効果が分かりやすいし、対策も打ちやすくなります。
今回は、そんな数字に関するお話です。
問題:下記の数字を見てどう思いますか?
まずは、上記の数値だけで考えてみて下さい。
コンバージョンの2件は指名検索(会社名、サイト名)からで、指名検索のクリック数は14でした。
クライアントから提示されている目標はCPA:5,000円です。
いろんな情報が必要だと思いますが、まずはこれだけで考えてみて下さい。
このアカウント、何をしなきゃいけないですかね?
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答えが出ましたか?
コンバージョンが出てないので、キーワードの見直しも必要だろうし、広告文の見直しも必要かもしれません。
もしかしたら、ランディングページの見直しも必要かもしれませんね。
結果発表
実は先ほどのデータは、8月のとある1日だけのデータです。
8月通しての数字は下記になります。
8月はこの1日だけ極端に悪い結果でした。
(お盆の期間ではないです。)
お伝えしたいこと
実際に私が運用をしているアカウントですが、今までも良いパフォーマンスが出ていたので、特に気にしませんでした。
今も同じような配信方法で良いパフォーマンスが出てします。
ただ、1日だけ悪かったんです。
(天気や気温、曜日など、パフォーマンスが下がった原因は想像つきますが…)
1日であれば、数日間様子をみるのことができますが、可能性としてはこのような結果が1ヶ月通して起こることもあるのです。
設定している広告は良いパフォーマンスを出しているのに、もしかしたら広告を差し替えてしまう可能性もあります。
約850クリックで、普段なら12件ほどコンバージョンが出るはずなものが、この日はたった2件。
(しかも指名検索のみ)
これだけブレが生じることもあります。
数字から見えるものは限られてる
広告に関して、ABテストを行う運用者は多いかと思います。
私はあまりABテストを行わないのですが、理由はここにあります。
別にABテストを否定するつもりは全くないし、私も必要だと感じた場合は行いますし。
ただ、私の場合は優先順位を低くしています。
基本的に勝負する広告の種類は少ない(1広告グループに1広告文で作る)ので、広告は力を入れて作ります。
※もちろん、ケースバイケースですけどね。
リスティング広告の戦略は運用者によって変わります。
ただ最近は、細かく広告グループを設定して、かつ、全ての広告グループに複数の広告を入れて運用している方が多かったので、私のような方法もありますよっと、お伝えしたかったのです・・・・・
いや、今回伝えたかったのは、そういうことではなかったのだが。。。
ある程度のデータボリュームがないと参考にならないこともあるよって、ことを伝えたかったのですが、なぜかABテストの方向へいってしまいました(汗
まぁ、これも見直しなしで一発で原稿を書いてるブログなので、こんな記事もありですかね。。
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この記事を書いた人桜井 茶人(さくらい さと)
株式会社バルワードの代表。
リスティング広告の専門家でありながら、集客全般を見れるマーケター。
- Googleプレミアムパートナー
- 著書:リスティング広告のやさしい教科書