どこまで細かいキーワードを設定するかって、運用者によって違うと思います。
細かいキーワードの設定が生きた時の密かな喜びって運用している方にはあるのではないでしょうか?
塵も積もれば山となるという言葉があるように、細かい部分を拾っていくのも運用者の腕の見せどころではないのかな・・なんて。
今日は、そんなお話です。
こんな結果になる時だってある
まずは管理画面のキャプチャを見て下さい。
上記は、様々な商品を扱う物販サイトの半年分(4月17~10月16日)のデータです。
表が小さくて見にくいですが、半年間の数字は下記のような感じ
・コスト 23,412,483円
・クリック 335,539件
・CPA 4,366円
・CV 5,362件
・売上 130,134,205円
その中で、1つのキャンペーンだけ一緒に画像にあります。
・コスト 5,250円
・クリック 283件
・CPA 5,250円
・CV 1件
・売上 18,756円
キャンペーンは、各商品カテゴリごとに設定してありますので、ある商品カテゴリからは半年間で1件しかコンバージョンしなかったことになります。
全体に比べてCPAが少し高めで、売上単価も低いですが、しっかりと利益を出してくれています。
半年間で、クリックが283と言うことは、1日のクリック数は1~2回です。
コンバージョン数も全体から見たら、0,02%もいきません。。
けど、こういう細かい部分を拾っていくと、塵も積もって山になったりするんですよね。
アカウント構築には手を抜かない
パフォーマンスに大きく影響が出るのは、インプレッション、クリック数が多いところです。
逆に、インプレッションやクリック数が悪い部分は後回しにされる傾向があります。
10月16日のクリック数も
・全体 2,527件
・商品カテゴリトップ 282件
・表で出したカテゴリ 1件
間違いなく、優先順位はクリック数が多いカテゴリですよね。
後回しにされやすいからこそ、初期の構築でしっかり行うことがポイントだと思っています。
表で出したカテゴリのキャンペーンも、かなりのキーワード数が登録してますし、広告文もかなり考えて作っています。
もちろん、優先順位は重要です。
しかし、細かい部分も出来る限りやるべきです。
ひょっとしたら、大化けする可能性もありますので。
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この記事を書いた人桜井 茶人(さくらい さと)
株式会社バルワードの代表。
リスティング広告の専門家でありながら、集客全般を見れるマーケター。
- Googleプレミアムパートナー
- 著書:リスティング広告のやさしい教科書