Google partnersにて登壇!無名だった1年半前から振り返る。

キセキは起こるものなんですね。

2014年10月10日に開催されたGoogle partnersのイベントにパネリストとして登壇をさせていただきました。

 

とても光栄なことであり、僕にとっては大きなターニングポイントになる予感がしていることもあって、Google partnersのイベントと共に、無名だった1年半前から振り返ってみようかと思いました。

 

まぁ、そんな備忘録であり長文です。

 

イベントの内容

Google Partnersにて「All-Stars 地域対抗コンテスト」というものがあり、その優勝イベントが福岡にて10月9日、10日に行われ、10月10日には「Google Partners プログラム 九州分科会」が開催されました。

そした「パネルディスカッション : Energize九州」にてパネリストの1人として登壇をさせていただきました。

Google Partners

ディスカッションの前には、アナグラムの阿部さんが「AdWords E-commerce 向け戦略」という非常に深く面白い講演をして下さいました。

 

内容に関しては、公開の許可を得たワケではないので割愛させていただきますが、運用者にとっては非常に価値のある内容でした。

3時間ぐらい必要な濃いお話をギュっと詰め込んだ1時間でしたがず、非常にテンポよく頭にどんどん内容が入ってくるお話で、もう「さすが」という言葉以外は出てきません。

パネルディスカッション

ディスカッションでは、下記のメンバーにて行わさせていただきました。

モデレーター: アンダス株式会社 ユニットリーダー 平野 裕亮 様
パネリスト:
株式会社リクト 山田 修史様
株式会社コンテンツ 池田 賢治様
株式会社ケセラセラジャパン 赤峰 由梨様
株式会社バルワード 桜井 茶人(わたくし)

軽く事前打ち合わせをして臨んだのですが、僕が最後だったはずの自己紹介が一番最初になるなど、臨機応変に平野さんが対応してくれたお蔭で、一気に緊張感が溶けたりと裏話があったり・・・

基本的には、福岡と東京の違いなどがメインでしたが、会場には1人で仕事をしている(社内で1人という意味かもしれませんが)方が半数ほどいらっしゃいましたので、僕と似た環境で仕事をしている人が多いのかな~と感じて、僕でしかお伝えできないことも含めてお話をさせていただきました。

僕がお伝えしたこととしては、

  • PPC運用代行は1人でもビジネスとして成り立つこと
  • 小規模案件と大規模案件の考え方
  • それなりの数のアカウントを運用している方法

などなど。

お役に立てるような話ができたかは分かりませんが、会場にいる誰か一人でも話を聞いて行動に移し、活躍してもらえたら嬉しいなと思っています。

質問をいただいた中で多かったもの

「どうやってPPCを勉強したらよいですか?」というのが非常に多くありました。

今では、多くのPPCブログがありますし、良書も多くあるので、学ぶ環境は以前に比べて非常に良いと思っています。

 

ただ、教科書的な知識を得ることも大切なのですが、成功している方から教えてもらうこと、事例などから疑似体験を積み、実際の経験にプラスしていくことも大切だと思っています。

 

僕のPPC運用はキーワードマーケティング研究所の滝井さんのメソッドで始まりました。

滝井さんは僕にとって大師匠であり、今でも非常に様々なことを学ばさせていただいています。

 

もちろん阿部さんのSEM-LABOや、鷲見さんのGoogle AdWords Labなども見ていましたし、いろいろと書籍も読みましたが、最初に滝井さんのメソッドで運用ができたことが、かなりの最短距離にてスキルを身に付けられた思っています。

今では勉強することが出来る場も多くありますので、成功者のメソッドを教わるというのが、PPCを短期間で格段にスキルアップさせるには良い選択肢の1つではないかなと考えています。

 

イベントにて阿部さんの話に「守破離」という言葉がありましたが、本当にそうだなぁ、と。

<守破離とは>※wikipediaより参照
まずは師匠に言われたこと、型を「守る」ところから修行が始まる。その後、その型を自分と照らし合わせて研究することにより、自分に合った、より良いと思われる型をつくることにより既存の型を「破る」。最終的には師匠の型、そして自分自身が造り出した型の上に立脚した個人は、自分自身と技についてよく理解しているため、型から自由になり、型から「離れ」て自在になることができる。

この「守破離」によって、自分なりのスタイルが出来上がってくるのだと思います。

 

そうサイヤ人のように、どんどん強くなるんですよ。

そして、スーパーサイヤ人へ・・・

 

無名だった1年半前から今までを振り返る

自分自身の名がそんなに売れているとは全く思っていませんが、それなりに「俺式PPCを運用されている方なんですね」とか「ブログいつも見てます」と言ってもらえるようになりました。

これ、本当に嬉しくて、言われるとテンションが間違いなく上がります。

最近は更新が少ないですが・・・

 

もちろん、まだまだですし若輩者ではありますが、少しずつ認知されてきているのかな・・とも感じることができる今日この頃です。

ブログをスタートしたのが2013年5月9日なので、約1年半という期間で全く無名だった人間が、Google主催のイベントにて登壇することができた流れをまとめてみました。

 

ブログスタート時の目的とは

事業を開始して今は3年ほどですが、ブログを始める前までは「修業だ」という考え方で、学ぶということを優先していました。

ホームページもありませんでしたし、実際に集客をしていこうと考えたのがこの時期になります。

 

先輩経営者にいろいろと話を聞くと「今ゼロから始めて集客するならブログ書くね」という方が非常に多かったので、ブログを開始しました。

PPC運用代行というビジネスにおいては、それなりに後発でもあり、ずっと見てきた阿部さんのSEM-LABOや、鷲見さんのGoogle AdWords Labと同じような記事を書いても埋もれていくだけなので「何か違うことを書かなきゃな~」と思ってました。

ブログを書くことは初めてだったので、右も左も分からずまずは更新していたのですが、Yahoo!プロモーション広告の「【ユニファイドキャンペーン】やってみた」という記事を、スタート直後に一番に(たぶん)記事にしたにも関わらず、先輩方の記事に埋もれました。

ここで、誰でも書くことができる記事をはやめようと思ったんです。

 

自分でしか書けない記事を書く

てっとり早いのが、事例だと感じました。

 

今までにあったPPCブログは、基本的に機能の紹介や考え方などが多く、具体的な手法が書かれているブログはあまり見かけませんでした。

事例は数字で分かりやすいですし、運用者にとっても面白い内容になると思っていましたし、新規クライアント様の獲得にも繋がるだろうな・・と。

 

この頃から、新規の問い合わせはポツポツと入り始めたのですが、中でも多かったのが二次代理店としての運用依頼です。

考えてみれば当然なのですが、ブログ記事は運用者向けに書いているので、運用代行業社を探している新規のクライアント様からの問合せが少ないのは当たり前ですよね。

 

もちろん、直接企業様から依頼をいただくこともありますが、よっぽどマニアな人か、企業ではなく個人に任せたいという企業様からのお問い合わせが多くありました。

問い合わせが来ることは嬉しいことですし、自社のビジネスとして考えても二次代理店として仕事をした方が費用対効果が高いことに気が付きました。

 

まぁ、大型案件だと僕のようなところには、なかなか来ませんので・・・

 

ブログを名刺代わりにした

運用代行、二次代理店としての問合せ、どちらも共通しているものとしては「僕自身を知ってくれている」というのが非常に印象的でした。

新規での運用代行に関しては、最初にお問い合せいただいた3件は、初めてお会いした日に契約をしてもらうという珍事件が起きたのも、ブログを書いていたからだと思います。

 

個人的にはセルフブランディングとかという言葉はあまり好きではないのですが、「ブログを名刺代わりにしよう」と心に決めました。

そのことで、今では良いクライアント様とお付き合いできていますし、二次代理店としても素敵なパートナー企業様ばかりとお仕事をさせていただいています。

 

「俺式」というのは、目立つように漢字がいいな~というのと、自身で作って使っているツールが「俺式リスティングツール」という名前だったので、そんな感じで命名してあります。

そんなこんなで、今では「桜井さん」というよりも「俺式さん」なんて言われる方が多かったり少なかったり・・・。

 

「運が良かった」周りに助けてもらった

今ではPPCブログも増えてきていますが、僕が始めた頃はまだまだ少なかったんですよね。

イベントでモデレーターを務めた平野さんの「でぶててのWEB録」も同時期にスタートしたため、交流を持たせていただき、結果的に今回のイベントにお声がけいただくことになりました。

 

ブログを名刺代わりにしたこと、また色々な勉強会に積極的に参加をさせていただいたことで、この1年半で本当に多くの方とお話をさせていただく機会がありました。

PPC、SEO、解析、マーケティング、コンサル、アフィリエイターなど、ブログを書いていなければお話できなかった多くの皆様と会えたことが、僕にとって本当に財産であり、TwitterやFacebookなどソーシャルメディアで拡散してくれたりしたお蔭で、今の僕があるのだなぁ・・と感謝しかありません。

 

なので、僕でできることであれば極力協力しようと、相談されたことは積極的にお答えしています。

お役に立てているかは分かりませんが、非常に良い仲間(勝手に思っているだけかもしれないですが)が周りにてい、恵まれた環境で仕事ができています。

 

個人で戦っていくには、そういう仲間がいることは非常に重要なことだと思ってますし、お互いにサポートできれば理想の関係を築けると思ってますので。

 

結局は行動しないと分からないし、何も変わらない

いろいろな段階を得て今があるワケですが、結局はブログを書かなければ僕の状況は1年半前と何も変わらなかったと思っています。

「ブログを名刺代わりにしよう」と決めたことも最初の主旨とは違いますし、実際にブログを書いていたから見つかった選択肢の1つです。

今ある状態を大きく変えるには「行動するしかない」のですよね。

 

業績が伸びない状況で「いつかは良くなるハズ」というのは甘い考えだと思っています。

「どうしたいのか」、「どうなりたいのか」を考えれば、何をするべきかというのは見えてくると思いますし、何かを変えたいと思っている方は、いろいろと考えることも大切だとは思いますが、行動してみなければ分からないこともいいですし、行動しなければ何もしていないのと同じですので、行動に移すことをオススメします。

先日のパネルディスカッションと同様に、この記事を読んでいただいた中の1人でも「行動をするキッカケ」となれば嬉しく思います。

 

まとめ

何だかんだと書いてきましたが、やはりブログを書いてて本当に良かったな・・というのが結論です。

ブログを書いていなければ、今回のGoogle partnersのイベントに出ることはなかったですし、いろいろな方と出会える機会はありませんでした。

 

また「期間」というものは、過去にさかのぼって埋めることはできません。

今からブログをはじめれば、2017年の10月には3年を迎えることができますが、僕のブログは4年半という「期間」になります。
※僕が俺式PPCというブログを継続していればですが・・・

この「期間」というのは非常に重要なことだと思っています。

 

そして、今はなくても他の人が始めてしまえば、また違うポイントを探さなければならなくなる可能性も出てきます。

僕のことで言えば、気が付いたら「日刊リス男TIMES~リスティング広告のまとめNEWS~」と素晴らしいブログが立ちあがっていたり、実際に運用者が集まる勉強会「SEMカフェ」という良く参加させてもらう勉強会があったりと。。

上記の2つも、以前僕自身がいつかやりたいな~と思っていたのですが、内容が素晴らしすぎて、僕なんぞがやる必要がないと感じているので、今は行動に移しておりません。

別に、すでにあるものをやることがダメなワケではないのですけどね。。

やっぱり行動に移すことって大切だと思ってます。

 

特に、僕のような「ほぼ個人」で動いているPPC運用者は、まだまだ表に出てきている人は少ないですし、もっと表に出てきても良いのではないかな~と感じています。

こんな感じで1年半やってきましたが、別に偉いワケでも、凄いワケでもない、ただの小さな代理店(職人?)の人間なので、僕なんぞに興味を持った変わり者の方は、気軽に絡んでもらえれば嬉しいです。

僕も、もっといろいろな方とお話をしたいですし、交流を持ちたいと思っていますので。

 

そんな感じで、名刺代わりの「俺式PPCブログ」をこれからも更新していきたいと思っています。

 

今までに、直接お話ができた方や、web上にて交流をしていただいている皆様のおかげで今の僕があります。

御縁に感謝。

 

長文にて、乱筆・乱文となってしまい失礼いたしました。

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

追記:2014年10月14日23時24分

言葉足らずで「二次代理店」という表現が誤解を与えてしまいそうなので追記します。

 

本文にある二次代理店とは、仕事だけ受注して右から左へ弊社に依頼が来るといったものではございません。

個人や少数精鋭で事業をしている、それぞれの専門家と一緒に仕事をして、パートナー企業が窓口になるといったものになります。

 

例えば、制作会社のパートナー企業様などは、PPCの運用のみ弊社で行い、ページの制作などはもちろん制作会社様が行います。

そこに解析担当者などもいるので、レポートなどはその担当者が行い、打ち合わせなどもその企業様が行ったりします。

 

それぞれが強みを生かして、最善だと考えられるように企業同士が協力するといったイメージになります。

 

二次代理店という表現をしなければよかったな・・・と今では思っていますが、表現が非常に難しい部分かなと思っています。

「協業」と言う方が近いかもしれません。

 

右から左へと流すような二次代理店という意味ではございませんので、ご理解いただければ幸いです。

 

 

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  • この記事を書いた人桜井 茶人(さくらい さと)

    株式会社バルワードの代表。

    リスティング広告の専門家でありながら、集客全般を見れるマーケター。

    • Googleプレミアムパートナー
    • 著書:リスティング広告のやさしい教科書
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