リスティング広告の運用をしていると、どうしてもルーチンワークというか、同じようなことを繰り返すようなことが多くなってきます。
それなりのスタイルが確立されているのであれば悪いことではないですし、より費用対効果を上げるためことのなので良いことなのですけど、強烈な変化(パフォーマンスとか)ってあまりないんですよね。
日々の運用で、少しずつパフォーマンスを上げていくことは、すごく重要だと思ってます。
ただ、運用者として次のステージに登っていくには、やっぱり自分のフレームワークみたいのを壊さないと、なかなかたどり着けないなと思ってるんですよね。
そんな運用者に対して、少しでも背中を押せたらいいな~と。
これは自戒もを込めて。
今日はそんなお話です。
そもそもリスティング広告とは?
検索連動型広告、ディスプレイ広告、共に言えることですが、結局はユーザーとサイトを結び付ける役割です。
もちろん、キーワードの選定も重要ですし、広告文も重要です。
「こういうキーワードは絞り込み部分一致を使った方がいいよね」
「広告タイトルには、検索キーワードを入れて、数字を使って具体的に・・・」
上記なようなこと(別にこれが上手くいくとかではなく)、今までの経験から得た成功しやすいノウハウも大事だとは思っているんですけど、最近はもっと大枠で見ることも大事だよな~って感じています。
一言でいってしまえば、
「誰に、どんな広告を出すのか」
ということを、もっと考える必要があるのかなと。
代理店にできること、できないこと
僕等のような広告代理店は、いちおう専門家として日々広告運用をしています。
ある程度、専門知識も必要ですし、代理店は複数の企業様の広告を運用しているのでノウハウなどもあり、広告運用を依頼をされている企業も多いかと思います。
確かに、代理店は広告に関しては専門家です。
しかし、「誰に、どんな広告を出すのか」と考えてみると、決して広告に関する専門知識だけではカバーしきれないんですよね。
僕等のような代理店が、より高いパフォーマンスを出すためには「広告主のビジネスモデルをどこまで理解できるか」ということではないかと思うんです。
驚くほど成果にインパクトが出るキーワードや広告文って、そう簡単に見つかるものではないのですけど、その業界のことを知らないと出てこないことが多くあるなぁと思ってます。
大きなパフォーマンスの変化を出すには
やった施策が100%上手くいく運用者なんておりません。
いたら、神様です。
しかし、失敗したら戻せばいいし、結果が見えやすい広告媒体だからこそ、いろいろな取り組みをしてみてもいいんのではないかなぁと最近感じています。
もし、日々の運用がルーチンワークというか、枠のようなものが固まってしまっている運用者の方は、ちょっと視点をずらしてみたら、大きな変化は起こるのではないですかね?
SEM-LABOを運営している阿部さんが、下記の記事をアップしています。
記事の中で少し引用を・・
100あるものを200にするにはどうしたらいいか?って思考にこそ価値があるんじゃないかな。
本当にちょっとしたキッカケのようなもので、一気に突き抜けることってあったりするんですよね。
日々の運用も非常に大事ですが、並行して「大きなインパクトをあたえるもの」を探し続けてもよいのではないかなぁと思ってます。
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この記事を書いた人桜井 茶人(さくらい さと)
株式会社バルワードの代表。
リスティング広告の専門家でありながら、集客全般を見れるマーケター。
- Googleプレミアムパートナー
- 著書:リスティング広告のやさしい教科書