ビジネス、仕事としてやる全てのことには理由があります。
目的を見失ってしまっては、元も子もありません。
よくあるケースとして、会社として行うことを決めて担当者に任せる。
担当者は、その意図を理解しきれずに始め、いつしか目的を見失い作業として行ってしまう。
私達は当然、時間の中で仕事をしています。
時間は貴重です。
目的も分からず、淡々と作業を行うことは確実に効果が落ちますので、貴重な時間がもったいないですよね。
今日は、そんなお話です。
PPC広告における、目的を見失う例
物販などを行うECショップにてPPC広告の運用をしたとします。
運用者は誰でも、コンバージョン数(販売数)やCPA(顧客獲得単価)を意識しますよね。
コンバージョン数が伸びて、CPAが下がったとしても、満足できないケースがあります。
企業の目的は利益を出すことです。
しかし運用者は、全体のコンバージョン数・CPAばかり気にしてしまい、本来の目的を見失ってしまうことがあります。
商品によって、価格(利益)は変わってきますので、価格が高い商品が目指すCPAは変わってくるのは当然です。
運用者は、コンバージョン数を伸ばすこと、CPAを下げることが目的ではなく、利益を出すことです。
俺式PPCというブログの目的とは
大きな目的の1つとして業界関係者との関係を築きたいというものがありました。
名刺代わりに使えるブログにしたかったんですよね。
ハッキリ言って、新規顧客を獲得するという目的は一切なくスタートしました。
同業の方、インハウスでPPCを行っている方に向けて記事を書いています。
同業の方のブログ等を拝見させて頂き、漢字が使えばインパクトがあるだろう思い「俺式」という名前にし、短いタイトルにしたかったのでリスティング広告ではなくPPCにしました。
新規顧客を取るのであれば、全く違う記事を書きます。
SEO目的で拡散されることを狙ったとしても、今のような書き方はしません。
ブログを始めて半年ほどですが、多くの人とお話をさせて頂く機会を持つことができました。
「俺式PPC書いてる方なんですか?」とか言われると、本当に嬉しかったりするんですよね。
何をするにも目的があります。
目的を見失ってしまった時は、「なぜ」と自問自答をして目的を明確にして下さい。
目的が明確になれば、成果は必ず変わってきます。
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この記事を書いた人桜井 茶人(さくらい さと)
株式会社バルワードの代表。
リスティング広告の専門家でありながら、集客全般を見れるマーケター。
- Googleプレミアムパートナー
- 著書:リスティング広告のやさしい教科書