新規事業で、限りなく成功率を上げる方法

せっかくやるなら、失敗したくない!

PPCの運用代行を行っていると、新規事業の立ち上げと同時に広告運用をしてほしいと声をかけていただくことがあります。

うちの会社としても、PPCの運用代行が中心であることには変わりませんが、新規事業をはじめようかな…とか考えています。

PPCを中心に集客のお手伝いをさせていただいてるワケでして、自分で考えたことで上手くいかなかったら今の仕事をしてる場合ではないなとも思いますし。

そんなこんなで、新規事業を立ち上げ方について、僕自身が限りなく成功率の高いと感じる方法を書こうかな…と。

PPCを運用していくにも、クライアント様のビジネスにいかに踏み込めるかって重要だと思ってます。

なので、そんなことにも分析とか役立つかな~とか。

今日はそんなお話です。

事前の準備が死ぬほど重要

ちょっと前に「みんみん」さんが同じような記事を書いていました。

Web屋だった俺が新規事業でリアルビジネスを始めたときにしたことの備忘録-市場調査編

市場規模を知るって、本当に大事です。

自分が参入していくビジネスは、どれぐらいの規模なのでしょうか?

自社で提供できる強み・弱みはなんでしょうか?

対して競合はどうでしょうか?

まぁ、まとめると3C分析をガッツリやればいいよねって話です。

(別に3Cでなくてもいいけど)

現状で立ち上げようとしている事業について

2015年5月から動き始め、未だにGOができる環境ではありません。

準備って、それぐらい大変なんです。

今の会社を立ち上げる時には、何も分からず勢いでスタートしましたが、運良く今まで生きてこれました。

これは必然ではなく、偶然です。

僕は運がよかったんですよ…。

時に「勢い」は必要だと思いますが、限りなく成功率を上げるためには準備が必要だと感じています。

市場調査について

参入する市場って、規模はどれぐらいですかね?

おおやけにデータが出てない業種も多いですが、調べようと思えば方法はたくさんあります。

例えばwebで集客するのであれば、Adwordsのキーワードプランナーや、Yahooスポンサードサーチのキーワードアドバイスツールを使えば、おおよその検索ボリュームは見えてきます。

それに、始める前にPPC広告を出したっていいじゃないですか。

キーワードの実際のボリュームも見れますし、広告文によって見込み客が重要視することもなんとなく見えます。

それとクリック単価とかも。

例えば飲食店であれば、近くにある飲食店見てれば、どれぐらいの人がいるか分かるじゃないですか。

見るっていっても、しっかり張り付いてですけどね。

市場規模を知るだけでも、物凄く時間がかかります。

見込み客は?

自社で提供するサービスを利用する方って、どんな方ですかね?

想像だけで終わるとか絶対やめてください。

まずは客層。

性別、年齢、金額はいくらまで出せるのか…などなど。

市場によっても変わってきますが、うちの新規事業のために数千人にアンケートを取ってます。

僕等が考えるターゲット層と実際は違うことなんて、よくある話です。

それと大切なのは、実際に提供するサービスを求めている人に会って話を聞くことです。

そこまで踏み込まないと、良いサービスはなかなか提供できないですよ。

良いものでなければ長続きしませんし。

競合を調べる

web上で調べるだけでもたくさんありす。

各競合が、どうやって集客をしているのか。

SEOでの検索順位は?
PPCのキーワードと広告文は?
他の広告媒体は?
キャッチコピーは?
価格は?
キラーコンテンツは?
強みは?
弱みは?

まぁ、調べられることは多いですよね。

ただ、web上だけでは見えない部分って多くあります。

通販するなら買ってみればいいと思います。

買わないと分からないことも多いです。

例えば、サンクスページでのアップセルとかなんて買わないと分かりません。

購入者用のメルマガとか商品と一緒に入ってくるチラシとかも分からないですよね?

リアル店舗だったら、全部行ってみたらいいと思います。

ここまでやるか?ってぐらい調べてみたらいいんじゃないですかね。

自社サービスを高品質に

サービスの質を上げるためには、最終的にはモニターの協力を依頼するしかありません。

必ず第三者でしか分からないことはありますし、サービスを提供する側と利用する側は必ず視点にズレが生じます。

モニターとして協力してくれる方を探すのも大変ですし、問題を1つずつ潰していくのも地味だけど大変なんですよ。

全てを解決できる万能薬のようなものは現実的に難しいので、必ず強み弱みが出てきます。

それを事前に知るということも、とても大切ですよね。

実際にスタートをしてからも改善は必要になりますが、事前にできる限りのことはやっておきます。

事前に予約販売という形が取れるのであれば、サイト作ってPPC出せば、おおよそのCPAも見えます。
あとはLTVの向上施策です。

ここは、スタートしないと見えない部分がありますけどね。。

シミュレーションをしてみよう

ここまでにて、ようやくシミュレーションができるワケです。

机上の計算にはなりますけど、現状であればどれぐらいのリソース・広告費を使い、集客できる件数、売上などが見えてきます。

ここで目標まで届かなければ改善すればいいんです。

サイトの改善で解決できるのか。

それともサービスのコンセプトを変えなければならないのか。

もしくは、サービス自体を変える必要もあるかもしれません。

撤退が正しい判断かもしれません。

まぁ、そんなこんなで合格ラインまでいったら、ようやくスタートがきれるワケです。

という流れでやってまして…

新規事業を始めようとして半年経ちますが、まだスタートできるところまで進んでません(汗

もしかしたら撤退するかもしれないですしね。

実際にかかった費用は、そんなに膨大なものではありません。

時間はかかってますが…

そんなワケで

2015年10月21日に完全予約制の隠れ家ネイルサロンをオープンしました。

monte nail(モンテネイル) | 保谷2分のネイルサロン

はっきり言って、上にズラズラ書いてきたことはやってないことが多いです。

目的が利益を出すことではないこともありまして。

本気で集客するなら違う場所でやりますし。

オープンして1ヶ月ですが、予想と近い動きをしてるので、まぁ悪くはないですね。
リンク貼りたいから記事を書いたんじゃないからね!

まとめ

まぁ、なんやかんやと書きましたが、収益を上げることが目的ではないケースも多いかと思います。

けど「いくら良いサービスを提供していたって、存続しなければダメ」ということも重要だと思います。

やりたいことがあって、それに向かっていける人って幸せだと思います。

だからこそ、そこに向かっている人が少しでも成功を手にしてくれたらいいなと思い記事を書きました。

おしまい。

  • mail【俺式】マーケティングのメルマガ登録

  • 俺式ビジネス戦略をLINE@でお届け

    LINEボタン
  • この記事を書いた人桜井 茶人(さくらい さと)

    株式会社バルワードの代表。

    リスティング広告の専門家でありながら、集客全般を見れるマーケター。

    • Googleプレミアムパートナー
    • 著書:リスティング広告のやさしい教科書
    リスティング広告のやさしい教科書
    リスティング広告のやさしい教科書