広告の配信方法って、本当にいろいろとありますよね。
検索連動型広告以外にも、YDNリターゲティング・GDNリマーケティングが当たり前のように使われ、RLSA(検索広告向けリマーケティング)やインフィード広告、商品リスト広告・・・
必要であれば、全部やってもいいと思ってます。
けどですね。
なんか入札調整をもうちょっと見直してもいいんじゃないかな~なんて最近よく思うんですよね。
今日はそんなお話です。
入札単価の調整が甘いアカウントが多い気が・・・
各キーワードでの入札もそうですし、キャンペーンの1日上限予算とかも含めてです。
基本的にキャンペーンの1日上限予算でコントロールすることって俺式的にはアリエナイんですよね。
予算が月ではなく、日でほぼ決まっている場合は仕方ないかもしれないですが、設定した上限予算に達することで広告の露出に制限がかかるのであれば、損失につながりますよね。
おおよその予算が決まっているのであれば、入札単価を調整してキャンペーンの広告費をコントロールした方が、クリック単価も安くなりますし、結果CPA(顧客獲得単価)も改善できる可能性が高いです。
キャンペーンの1日上限予算をMAXに設定する必要はないですが、狙っている広告予算の1.5倍~2倍ぐらいの設定でもよいのではないかなぁと思うワケです。
入札単価の調整で、どれぐらいパフォーマンスが上がるの?
一概にも言えないのですが、大きく結果が変わってくるケースは多々あります。
パフォーマンスを上げていくためには、入札単価の調整で狙った掲載順位を目指していきます。
例えば、キーワードの掲載順位調整をしていく場合には・・・
「コンバージョンも取れてCPAも低いから1~2位ぐらいに出したいよね」
「ちょっとCPAが厳しいけど、それなりにコンバージョン取れるから3~4位ぐらいを目指そう」
「このキーワードは複数サイトを見て検討される可能性が高いから7~8位ぐらいかな」
とか。
実際には競合も動いているので、常にその掲載順位で出すことはできないですけど、ある程度目指すラインはあるのかな~なんて思います。
例えば、下記の記事のように入札単価の調整を行っていると掲載順位が1位と2位で大きく変わってくることもあるんですよね。
上記の記事の、とある完全一致キーワードの数字は下記のとおり。
①掲載順位1.1位 クリック単価49円 クリック率17.32%
②掲載順位1.7位 クリック単価25円 クリック率16.58%
これだけでも、大きく結果って変わってきますよね。
入札調整だけでCPAが2割ほど改善するなんてことは普通にあります。
まとめ
PPCって、できることが本当に多いんですよね。
最近では、インフィード広告が大好物になりつつもありますが、基礎的な部分というのも本当に大事だな~と感じてます。
入札調整、検索クエリチェック、マッチタイプの調整・・・このあたりって大きくパフォーマンスを改善できることが多くありますので、軽視せずにじっくりと取り組むべきだと思います。
メチャ地味だけどね!!!
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この記事を書いた人桜井 茶人(さくらい さと)
株式会社バルワードの代表。
リスティング広告の専門家でありながら、集客全般を見れるマーケター。
- Googleプレミアムパートナー
- 著書:リスティング広告のやさしい教科書