01_ PPC【基礎】リスティング広告講座 / リスティング広告とは

動画の文字おこしをしてあります。テキストがお好みの方は動画の下からお読みください。

今回から、無料の「リスティング広告講座」をスタートしていきます。

リスティング広告は、Yahooプロモーション広告、Google広告の2つを合わせた総称になります。
リスティング広告は、僕自身、すごく費用対効果が合いやすい広告媒体だと思っています。
このリスティング広告講座は、未経験から始めて、一人で運用ができるところまで持っていくというのが目標になります。

リスティング広告を、これから始める方、代理店にこれから就職する方、今は外注としてリスティング広告を外に出しているんだけど、社内の運用者を育てたいなど、そういう方に向けてお話していきます。

2018年6月に、この「リスティング広告の優しい教科書」を出版させていただきました。
こちらの動画で、全部解説はしていこうと思うんですけど、動画と書籍だとそれぞれ感じる事や、学べる事も変わってくると思うので、もし書籍が見たいという方がいらっしゃいましたら、概要欄にリンクを貼っておきますので、購入してみてください。

リスティング広告は、広告だけでは完結しない部分というのがすごくあるので、マーケティング全般についてもお話をしていきます。
Web集客に興味がある方にとっては、学びのある講座になると思うので、動画を見逃したくないという方がいらっしゃいましたら、今のうちにチャンネル登録をお願いします。

まず「リスティング広告とは」ということについて。

リスティング広告は、Yahooプロモーション広告、Google広告の2つを合わせた総称です。
このGoogleとYahooの広告をまとめたものを、リスティング広告と思ってください。
また、リスティング広告は「 PPC 」とも呼ばれたりします。
PPCとは「ペーパークリック」の略で「クリック課金型広告」の総称になります。
基本的には、リスティング広告も PPC も同じ意味で使われることが多いので、GoogleとYahooの広告のことを、リスティング広告と呼ばれると思っておいてください。

リスティング広告のメリットについて。

1つ目、費用対効果がわかりやすいということ。

リスティング広告というものは、コンバージョンタグというものを使って効果測定をしていきます。
ネットショップなどで買い物をすると、最後に「ありがとうございました」というページが出ると思うんですが、そこにコンバージョンタグというものを設定します。
このことによって、広告をいくら使って何件の成果が生まれたかということを、可視化することができます。

2つ目、運用型広告であるということ。

リスティング広告は、運用をしたら終わりというわけではありません。
先ほど、お話したコンバージョンタグを使って、どのようなキーワードで、どのような広告文で入ってきて、ユーザーが商品を買ったかまで測定をすることができます。
実際に、広告運用をしてみるとわかるんですけど、かなり細かい部分まで見ることができるので、どのような広告文が良かったのか、どういうキーワードがユーザーに伝わるのかを選んで、広告を運営をしていくようになります。

3つ目、柔軟な設定ができるということ。

例えば、キーワードの設定ですが、大まかなキーワードだけ設定をしておいて、後は自動のシステムに任せるという広告運用もできますし、かなり細かいレベルまで手動でやることもできます。
これは、キーワードの設定だけではなくてクリック型課金の広告ならではの入札単価というものを設定する時に、1回のクリックでいくらまで広告費を出しているかの設定も可能です。
また、広告配信のオンとオフを切り替えもすぐにできるため、飲食店で広告を利用していて、満席になったから広告を止めるというような調整をすることもできます。

4つ目、少ない予算でも広告を出稿することができます。

うちでやっているネイルサロンは、月額の広告費が1万円くらいです。
もちろん少額で、テストマーケティングをしたりすることもできますので、非常に始めやすい広告媒体になります。

5つ目、ターゲティングが優秀であること。

性別や年齢などでもターゲットにできますし、興味、関心、時間帯、エリアなども設定ができます。
多くのターゲティングが設定できるんですけど、この精度がめちゃくちゃ高いんです。
自分の事業の、顧客となり得る可能性が高いユーザーに絞り込んで、広告を配信することもできます。

次はリスティング広告のデメリットについて。

1つ目は、用語が多くてスタートするハードルが高いということ。

分かってしまえば、そんなに難しいことはないんですが、僕自身も実際に広告運用をはじめる時は、広告出稿ができませんでした。
出てくる言葉も構造も、理解していなかったので、どうしたらいいかがわからなかったんです。
このあたりは、動画を通して説明をしていきますのでご安心ください。

2つ目は、アップデートが多すぎるということ。

GoogleもYahooも、頻繁に広告のアップデートをしていきます。
最新情報をキャッチアップする能力というのが、非常に重要になって、実際に広告運用をしている多くの方は、twitterやブログで最新の情報をキャッチアップするようにしています。
僕自身、長い期間、広告運用をしていますけど「そんなのあるんだ」と今でもなることもあります。

3つ目、自分の運用が正しいかどうかわからないということ。

基本的に、自分が運用している広告アカウントを他の人に見てもらうということがほぼゼロに近いです。
自分ではうまく広告運用ができていると思っていても、実際、蓋を開けみるとうまく広告が出せていないというケースもあります。
事例でお話をすると、以前は社内の広告担当者が運用をしていて、1件の新規獲得単価は4,000円でした。
もちろん、この数字は目標達成をして、会社としては良い数字という認識で広告運用されていたんですけど、実際に僕自身がお仕事をいただいて運用するようになってから、1ヶ月目から1件の獲得単価は2000円まで下がりました。
実際に、広告アカウントを人に見てもらわないと、良い運用ができているかという判断は難しいんです。
これは、僕自身が運用している広告も同じで、自分では正しいと思っている広告アカウントが、他の人から見たらたいしたことないという可能性は大いにあります。
その時に、情報共有できる仲間がいると、広告運用の質というものは高くすることができるんですが、周りに誰もいないと、厳しい状態になる可能性があります。

メリットとデメリット、それぞれお伝えをしてきましたが、リスティング広告は僕自身、すごく費用対効果が合いやすい広告媒体だと思っています。

リスティング広告は、GoogleもYahooも共通で大きく分けると2種類に分かれて、1つは検索連動型広告、もう1つはコンテンツ向け広告に分かれます。

詳細に関しては、別の動画で詳しくお伝えをしていくので、今回はこういうものというくらいの認識で聞いてください。
検索連動型広告に関しては、検索に合わせて広告を出すものになります。
GoogleやYahooで検索してみるとわかるんですが、検索窓にキーワードを打ち込んで実際に検索ボタンをクリックすると、上の方によく「広告」とついたものが出ると思います。こちらに、キャプチャーを貼っておくのでみてください。

検索連動型広告は、どのようなキーワードに対して広告を出すか、広告のテキストをどうするかとか、ユーザーが広告をクリックした後にどこのURLに専用するか、設定をすることができます。
つまり、検索連動型広告は検索があってはじめて広告を出稿できるという広告になります。
逆に言うと、検索されないキーワードの場合は広告を出す事ができないという事になります。
一方、コンテンツ向け広告に関しては、YahooでいうとYahooニュースとかYahooのコンテンツ内に広告を出すことができ、Google 広告の場合、Googleアドセンスを貼ってあるサイトに広告を出すことができます。
検索連動型広告は検索がないと広告が出せないというものなんですが、コンテンツ向け広告は、広告枠があるページであれば強制的に広告を露出することができます。
イメージとしては、新聞折り込みチラシやダイレクトメールに近いかもしれないです。
ただ新聞折込チラシと違う点は、先ほどのメリットでも話しましたが、詳細なターゲティングまですることができます。
自分が掲載したいページを指定することもできますし、年齢や性別、興味関心などに合わせて広告を配信することもできます。
リスティング広告は、消費者行動モデルの「AISAS」で考えると非常に理解がしやすいです。
消費者行動モデルというのは、ユーザーが消費活動をするプロセスを図式したものになります。

「AISAS」はそれぞれの頭文字を取ったもので、
Aは、Attention注意や認知、
Iは、Interest 興味関心、
Sは、Search 検索
Aは、Action 購買
Sは、Shareシェア共有、ということになります。

ユーザーから見ると、最初に商品というものを認知し、そこに興味を持ってから検索をして購入をして、それが良いと思ったらシェアをする形になります。
最初のAとIという部分に関しては、コンテンツ向け広告で広告を配信することができます。
また、アクション直前のS, Searchの部分は、検索連動型広告を出すことができます。
検索連動型広告もコンテンツ向け広告の両社とも使いこなすと、大きな成果を生み出す可能性を秘めている広告になります。
広告の設定、配信方法は、また別の動画で説明をしていきますので、今回は検索連動型広告とコンテンツ向け広告の2つがあるということだけ覚えておいてください。

まとめです。

今回は「リスティング広告とは、リスティング広告のメリット、リスティング広告のデメリット、リスティング広告の特徴」という4点についても話をさせていただきました。
リスティング広告の内容に関しては、今後、もっと深くお話をしていきますので、今の段階では、リスティング広告とは、そういうものと認識をしていてもらえれば大丈夫です。
このチャンネルでは、今回のようにリスティング広告のお話をしたり、マーケティング全般についてお伝えをしていきます。
リスティング広告だったり、集客に関して興味がある方は、チャンネル登録していただけると嬉しいです。
今回の動画が良かったと思った方は、高評価ボタンを、また何かあれば、コメント欄に入れていただけると嬉しいです。
これからも皆さんの役に立つような情報を配信していきたいと思っていますので、
動画が良かったと思った方はSNSでシェアして頂けると本当に嬉しいです。

では、また次の動画でお会いしましょう。では。

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  • この記事を書いた人桜井 茶人(さくらい さと)

    株式会社バルワードの代表。

    リスティング広告の専門家でありながら、集客全般を見れるマーケター。

    • Googleプレミアムパートナー
    • 著書:リスティング広告のやさしい教科書
    リスティング広告のやさしい教科書
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