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独学で習得するWebマーケティング講座 第2講。
今回は「3C分析をしてプロダクトを考えよう」というテーマで、お話をしていこうと思います。
この講座は、連続講座となっているので、第1講をまだ見ていない方は、是非、第1講から見ていただきたいです。
Webマーケティングが全く分からないという状態から、実務で使うというレベルまで持っていく講座を目指し、YouTubeにupしていこうと思うので、興味があればチャンネル登録をお願いいたします。
1セッション短いので、朝の通勤時間、スキマ時間で学んで頂けたら嬉しいです。
音声だけでも分かるようにお話していますので、画面が見れない方は音だけでも聴いて頂けたらと思います。
では早速「3C分析をしてプロダクト考えよう」のお話をしていこうと思います。
プロダクトとは、商品開発の事です。
Webマーケティングというより、マーケティングという領域になります。
きちんと押さえておかないと売れないので、今回はプロダクト、商品開発について解説していこうと思います。
集客の基本は、①比較されて選ばれる②比較されない状態、なんですね。
比較されて選ばれる、これがうまくいかないと商品はなかなか売れないです。
皆さんも少し高めな商品を買う時、スマホやパソコンで調べて比較すると思います。
A店とB店、どちらがいいか比較し商品を買うと思います。
どこのお店で買うか、まず比較され選ばれる状態にならなきゃいけないんです。
例えばA店1000円、B店2000円と同じ商品が違う値段で売られていたら、ほとんどの人はA店1000円の方を買いますよね。
比較されることを知らない状態で、いくら人を集めてもやっぱり売れないんです。
その辺はきちんと知っておきましょう。
きちんと競合と比較される前提で価格、サービスを決めていかなければいけないです。
②に関しては、その人のファンとかそういう状態を作り出すことができると、比較されずに商品を売ることができます。
例えば僕は、YouTubeで情報発信をしていて、リスティング広告というWebの広告が専門ですが、マーケティング全般のお話したりする関係で「広告をお願いするんだったら桜井にお願いしよう。」と、ファンとは少し違うかもしれないですが、マーケティング全体を把握してる人間に広告を任せたいという人もいて、そうなると他と比較されず商品を売ることが出来るんです。
ですが、大半の場合は、比較をしてから商品を買うということが圧倒的に多いので、まずこの①を徹底的にやっていきましょう。
そのために、3Cの分析をしていきましょう、ということです。
「3C」聞いたことがない人も多いと思います。
それぞれの頭文字、全部Cなので3Cというんですが、
1つ目は市場、顧客で、きちんと分析しましょうということです。
2つ目は競合の分析です。ホームページで、比較されるという話をしましたが、競合がどのようにやっているか分析しきちんとみましょう。
3つ目のCは、自社、companyで自分達がどういう価格でやっているか、自分達の強み弱みを理解しましょうということです。
さらに掘り下げていこうと思います。
市場と顧客分析。
まず、市場の規模を知っておいた方がいいです。
これは、キーワードプランナーというものを使うと市場の大きさがわかるんです。
キーワードプランナーとは、Googleが提供しているサービスでGoogle広告の中にあるツールです。誰でも無料で使えるものです。
キーワードプランナーを使うと、月刊のキーワードがどれくらい検索されているかが見えるわけです。
自分達が、商品を売って行く時、検索経由で売っていこうと思った時に、全く検索されないものだったら、どんな良いページを作ってもなかなか人が集まってきてくれないです。
まずは、自分の商品にどれくらいの人が興味があるかを調べる事が、大切になります。
うちのネイルサロンは、保谷駅という所でやっていますが、「ネイルサロン 保谷」で調べると、月間検索件数が80~100くらいしかありません。
月間100回、検索している人がいたら、その中で広告を使って上位になんとか持ってきたり、検索した人の10%の人がサイトに訪れたとしても、10人しか最初に来ないので、このキーワードを狙って集客していくは、難しいという判断が出来ます。
なので、これをきちんと事前に知っておくということが大事です。
それを知っておかないと、良い商品を持っていても、人が集まってきてくれないので、市場がどれくらいの規模か確認してみてください。
その為に、このキーワードプランナーを使うとすごく便利です。
あとは顧客のニーズ、どういうものを求めているかを必ず知っておく必要があります。
便利なものに関しては、Q&Aサイトがあります。
ヤフー知恵袋などで検索をすると、いろんな悩みが書かれていて、そこを参考にすると、自分達のホームページで伝えていったら良い点、自分達の商品のニーズがわかってきます。
例えば「手汗」で検索をすると「紙を渡す時、どうしてもシワシワになってしまう」「スマホがなかなか動かない」「握手をする時、抵抗がある」という悩みがわかるわけです。
それが分かると、どういう商品が売れやすいか、ホームページをどう改善していったらいいかが分かります。
あとは、既存のお客様から話を聞く。
「良かった点、悪かったの点、なぜうちの商品を選んだのか。」は必ず聞いてください。
成約に結びつかなかった方からも意見が聞けると、他社に何が負けているのか分かるので、お客様の声をしっかり聞くようにしてください。
次の競合分析、これは強みと弱みを知る事が大切になります。
今回は、Webマーケティング講座なのでWebで見えている情報だけでokです。
実際に自分の狙っているキーワード、Webページにきてもらいたいキーワードで検索をしてみると、そこに競合がでてきます。。
例えば「ネイルサロン 保谷」で検索すると、周りの競合が出てくるので全部のサイトを見て、価格、営業時間、デザインなどを比べてみてください。
そして、比較表を作ってください。
比較表一覧で見ると、自社と競合の差、ホームページの良し悪し、強い所、弱い所、色んな点がわかってくるんです。
ぜひやってみてください。
次は、自社分析。
これは、グットポイントとバットポイント、自分の会社の良い所、悪い所、100個書いてください。
うちのネイルサロンだとしたら、高級感がある、完全個室、ゆっくりできるなどです。
これ、10個、20個くらいで止まってしまうんですが、何でもいいので書いてみてください。
そうすると、自分達が本当に伝えなきゃいけない事が、ホームページに書いてなかったりすることもあるので、やってみてください。
次に同じようにバットポイント、弱いところを100個書いてみてください。
うちのネイルサロンだと、クレジット決済ができない、予約枠が少ないなどです。
うちは、完全個室でお客様同士が会わないようにしているので、予約枠が少ないです。
これはバットポイントでもあり、グッドポイント、強みでもあるんです。
言い換えると、本当に完全個室でお客様一人一人と向き合っている、という言い方もできます。
グットポイントとバッドポイントで、自社の分析をしてみる事がすごく大事になります。
この3Cの分析ができるかどうかで、 Web上で戦えるかが分かってくるんです。
これを知らないと、間違った方向にいくことがあります。
過去、広告運用をさせて頂いた外壁工事のクライアントさんは、価格がめちゃくちゃ安いという話をしていたんですが、調べてみたら実は高かったんです。
普通、一軒家で100万円ぐらいらしいのですが、ホームページ上で競合比較し3Cした結果、1.5倍くらい価格が高かったんです。
外壁塗装は訪問販売することが多く、相場は150万円~200万の位だそうです。
訪問販売での比較をすると安かったのですが、Webで比較してみると他社は60万での価格が出てくるので、Webでは勝てないですよね。
そしたら、品質で押さないとダメだという事が分かってきます。
きちんと分析をしないと、自分たちの商品をどうアピールしていったらいいのか分からなくなってしまうので、3Cの分析、大変ですがやってみてください。
やるだけで、全然違う結果が出てきます。
今回のポイント「自社の3C分析をしよう」ということ、個人でやっている方であれば自分自身でも良いと思います。
これから自分でビジネスを始めていくということであれば、自分がビジネスに参入していく部分で分析をしてみてください。
次の講座は「LPOの基本を知ろう」です。
LPO、Webページ、ホームページの作り方の基本を知ろうという話です。
どう作っていくかではなく、どういう構造だったら商品が売れやすいかというお話をしていくので、楽しみにしていただけたらと思います。
連続講座でやっていくので、チャンネル登録していただければ嬉しいです。
Web マーケティング、全然分からないという方でも、全部観ていただいたら実務で使えるレベルまで持っていきたいなと思ってお話をしているので、次の動画も楽しみにしていただけたらと思います。
僕のYouTubeチャンネルでは、マーケティングについて情報発信をしています。もし良ければ、チャンネル登録をしていただけたら嬉しいです。
また無料のオンラインスクール「好きなことで生きていく学校」もやっていて、今1500名弱ぐらいの方が参加してくれて、学んでいます。
概要欄にありますので参加してみてください。
では、次の動画でお会いしましょう。バイバイ。
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この記事を書いた人桜井 茶人(さくらい さと)
株式会社バルワードの代表。
リスティング広告の専門家でありながら、集客全般を見れるマーケター。
- Googleプレミアムパートナー
- 著書:リスティング広告のやさしい教科書