02_ PPC【基礎】リスティング広告講座 / 広告のはじめ方

動画の文字おこしをしてあります。テキストがお好みの方は動画の下からお読みください。

今回は「リスティング広告講座第2講」ということで、検索連動型広告の基礎知識と実際の始め方についてお話をしていきます。

検索連動型広告というとGoogleやYahooで検索した時に一番上に出てくる、広告とついたところです。
広告をどこに出稿していくか、という事をお話ししていきます。

初めてでも、動画を見ていただければ、どのようにキーワード、広告文を作るかという事までお話しています。
自社でネイルサロンをやっているんですが、実際にどういうキーワードを使っているか、どういう広告を打っているか説明しながらお話をしていきます。
最後まで見ていただければ、ご自身で広告を出せると思うので、見ていただけると嬉しいです。
何かあれば、概要欄の方に質問いただければ、僕の方でサポートをさせていただきたいと思っています。
もし、実際つまずいてしまったら、Googleのサポートセンターでも教えてくれるので活用してみてください。
ちなみに、これを撮影しているのが、2020年の1月15日になります。
日付が入ってしまうと、システムが変わってしまうかもしれないので、その点だけご了承ください。
こちらの「リスティング広告の優しい教科書」という、リスティング広告の本も出版しています。興味がある方は、概要欄にリンクを貼っておくので見てみてください。

では、始めていきます。
今回、お話しする内容は大きく分けて5つあります。

1つ目、検索連動型広告の基礎知識
2つ目、アカウント構造
3つ目、キーワードのマッチタイプ
4つ目、キーワード
5つ目、広告の考え方

まず、検索連動型広告、ユーザーがYahooとGoogleで検索をすることから始まり、その後に広告のオークションというのに入ります。
オークションで勝ち残ったものが、広告として表示されます。
広告が上から順番に表示されていくんですが、順位付けは「広告ランク」というもので決まってきます。

「広告ランク」とは何かというと、リスティング広告のオークションは、基本的に一回のクリックでいくらまでお金を出せるかを決め、管理画面で決定していくんですね。
1回のクリックでいくらまで出せる、という設定をしていくんですが、単純にオークションの金額だけではなく、品質との掛け合わせになります。
10段階の品質があるんですが、100円で入札しGoogle 広告での品質スコアが7の場合、100円×品質の7で、700が広告ランクになります。
そこで順位付けをしていくので、この表を見てもらうとわかりやすいんですが、ABCDの4社、A社が入札単価50円、 B社が35円、 C社が32 円、D社が22円、それぞれ品質が4、6、5、10とついていた場合です。
広告ランクは、入札単価×品質スコアなので、上から広告ランク200、210、160、220となります。
広告ランクが一番高いものから順番に広告が出るので、一番上はD社になります。
D社は、入札単価22円で1位掲載ができるので、品質は重要になります。

リスティング広告における入札単価というのは、必ずその金額が1回のクリックでかかるというものではありません。
掲載順位を維持できる金額の最低ラインが設定をされるので、D社は22円で広告ランク220で1位で、これが21円だとB社と並んでしまうので、22円必要という判断なります。
仮に、D社が100円の入札をしていたとしても、広告ランクが211以上であれば大丈夫なので、入札は22円になります。
100円入札していても、22円で大丈夫です。
競合がいくらで入札しているかわからないので、実際のクリック単価がいくらになるかという正確な数字を把握するのは難しいですが、MAXで出せる認識をしてもらえば大丈夫です。
ここでは、オークションの仕組みがどうなっているかという事を覚えておいてください。

こう見ると、品質スコアはすごく重要になると思うんです。
管理画面で見る時、デフォルトだと品質のランクは出てこないと思うんですよね。
キーワード画面で見れるんですが、そこを見る場合は「表示」という項目があるので、そこから品質という列を出すことが必要です。
品質は、毎回検索クエリ、実際にユーザーが検索した時、オークションのたびに品質が決まってくるので、必ず表示されているものが正しいというものではないです。
キーワードにより、多少変わってくるので、一つの目安としてとらえてもらえばいいと思います。
大事なところですが、品質が高ければ成果がいいかというと、そうでもなかったりするんです。
いろんな要素があり、一番大きいのが広告のクリック率です。
広告が、どれくらいの確率でクリックされるかがベースになっています。
他には、広告の関連性、サイト表示オプションという設定をしているかなどですが、1番大きなところはクリック率です。
クリック率が高いといいパフォーマンスがでるかというと、そうでもなく、ちょっと煽った広告文の方が、クリック率上がることも多いです。

例えば、僕自身がリスティング広告セミナーをやるとして、参加者を募集する為にリスティング広告の検索連動型広告を使った場合
「初心者でも1日でマスターできるリスティング広告セミナー」と「リスティング広告セミナー 1月15日 池袋にて」
と広告を打った場合、どちらが流入が多いかというと「1日で誰でもマスターできる」で入ってくるユーザーが多いと想像できると思います。
日付と場所が入っている広告文から入ってきた人と、どちらが成約率が高いかというと、2つ目の広告文のほうが成約率が高いですよね。
リスティング広告は、クリック課金型の広告になるので、1回のクリックで費用が発生します。
その時、どちらがパフォーマンスがいいか、見比べていかないといけないんですね。
この例、最終的にどちらが良いかは分からないですが、おそらく1つめ方がクリック率が高いので、品質スコアは高めになることが予想されます。
2つ目の文は、クリック率が低いので、若干、品質スコアは落ちる可能性はあるけれど、サイトに来て成約率が高くなることが考えられるので、そのような場合、どちらがいいかという話です。
品質スコアが低くても成果が出るものもあるので、仕組みと品質によって変わってくる、品質により一回のクリック単価は変わってくると、理解してもらえればと思います。

次に、リスティング広告は「タグの設定」をしないといけないんですね。
タグは、広告を触っていない方はわからないと思うんですが、リスティング広告は、広告でいくら金額を使ったか、どういうキーワードでユーザーが入って来て、どうゆう広告文で商品を購入、資料請求したというところまで測定ができます。
その動きを把握するのに「タグの設定」が必要になります。

こちら、通販サイトを例に出しているんですが、
全部のページに貼る用のタグと、商品を購入した、問い合わせをしたという数字を測る効果測定の為の「コンバージョンタグ」があります。
Yahoo広告は「サイトジェネラルタグ」をサイト全体に貼る必要があります。
もう一つ「サイトリターゲティングタグ」、検索連動型広告でも使うことできるんですが、コンテンツ広告で使うことが多く、実際にサイトを訪れたユーザーに対し広告を出していくということができます。
そういう設定上、タグが必要になってきて「サイトリターゲティングタグ」Googleでいう「リマーケティングタグ」をサイトに設定する必要があります。
設定すると、サイトに来て商品を買わなかった人に対しても、バナー広告で追いかけられるので、今回、検索連動型広告ですがタグと考えた時に、設定していた方がいいのでお話をさせていただきました。

後は「コンバージョンタグ」という効果測定するためのタグを設定することができるので、サンクスページに「コンバージョンタグ」を設定することが必要になります。

「タグ」聞いた事がなく、自分でページをいじれない人は外部にお願いしないと難しいかもしれないです。
今は、直接、英文みたいなものを貼るといいんですが、「タグマネージャー」という便利なものもあり、タグを一元管理できます。
代表的な「Googleタグマネージャー」というもの、興味のある方は設定してみると出てくるのでサイトに直接タグを貼るのではなく、タグマネージャーのタグを全面に貼って設定する事をしてみてください。
ユーザーがページに来てから2、3秒もしくは5秒位でページを見た人に対し、追いかけ、広告を出すという設定もあり、そこまでやりたいという方は使ってみてください。

コンバージョンの数字も大事なので覚えてもらいたいです。
例えば、3月1日にYahoo広告をクリックし、お気に入りに入れ、3月7日にお気に入りから入り商品を購入した場合、管理画面上の3月1日にコンバージョンの数字が1件たちます。
もう1つ、3月1日にYahoo広告をクリックし商品は買わず、3月7日にGoogle広告をクリックし商品を買うとなると、3月1日にYahoo広告の方で1件つき、 Google 広告の方は3月7日、1件となるので、YahooとGoogleをまたいだりすると、2件のコンバージョンの数字が出て、でも購入しているのは1件なので、実際の数値よりも多くなってしまうこともあります。
ですが、タグマネージャーを使うと、最後にアクセスした広告だけコンバージョンタグを動かすこともできます。
広告をやっていると、解析も必要になってきたりするので、Googleアナリティクスという解析ツール、最後にアクセス、セッションがあったときの目標達成の数字が付いたりするので、そこの日付誤差も出たりします。
そのあたりの数字のつき方が違うという事、覚えておいてください。

2「広告のアカウントの概要」
どういう構造になっているか、という話をしていきます。

アカウントは、Yahoo広告、Google広告みたいなものです。
キャンペーンという大きな箱の中に、広告グループという箱があり、そこの中にキーワードと広告を入れる感じになります。
どうしてそうなのかというと、キャンペーンでしか設定できないこともあり、例えば、時間帯と日という設定は、キャンペーン単位でしかできないので、設定するためにキャンペーンという大きな箱があるという感じになります。

3「キーワードのマッチタイプ」のお話をしていきます。
マッチタイプ、すごく重要なんですが、よくわからず曖昧な方も多いのでゆっくりお話をしていきます。

マッチタイプは、全部で4つあります。
1番広い「部分一致」
2番目に広い「絞り込み部分一致」
3つ目「フレーズ一致」
1番狭い「完全一致」

「部分一致」が一番広いんですが、結構キーワードを拡張して広告を出してくれるようになります。
登録するキーワードが「ネイルサロン」となっている場合、広告が出る可能性があるもの「ネイル」単体で出たり「ジェルネイル」「ネイルサロン」もGoogle、 Yahooが近しいと考えて出したり「爪」や「ネイル 新宿」というような地名でも広告が出るかもしれないものです。

「ネイル 新宿」のような、部分一致を設定した場合「ネイル」単体でも出たり「ジェルネイル」でも出る可能性はありますし、「ネイルサロン」というキーワードでも広告が出る可能性があります。
確実に出るかというと、そういうものでもないんですが拡張して広告を出してくれる可能性が高いということです。
多くのキーワード、一つの設定でいっぱい引っ張ってきてくれるので、すごく便利なものになります。
拡張が、結構広かったりするんです。
僕の名前「桜井茶人」、本を出している関係もあり「リスティング広告」に部分一致で拡張されてしまうんです。
僕の名前で広告設定をしていなくても、検索するとリスティング広告で部分一致で広告出稿している代理店で広告が出、広がったりもするので扱いづらいといえば使いづらいし、僕らが考えてないようなキーワードで取ってきてくれるということもあるので、ここは結構難しいけど、すごく破壊力のあるマッチタイプになります。
これはすごく重要で、お客様を増やしていくという事もできたりもするので、使いどころが難しいんですが、有効活用すると大きなパフォーマンスを出すこともあるので、そういうマッチタイプだと覚えておいてください。

「絞り込み一致」
これは、すごく使いやすく、表記としては「半角+」を前につけます。
「半角+ネイルサロン」と「スペース半角+新宿」と両方とも絞り込んでいる部分一致で設定をした場合、「ネイルサロン」と「新宿」両方入っているものに対し広告を出す設定になります。
「ネイルサロン 新宿」で当然出ますし、「新宿 評判」でも広告を出してくれるし、その間ですね「ネイルサロン 新宿」の間に「人気」と入ったまま広告を出してくれたり「新宿 ネイルサロン」と前後が入れ替わっても広告を出してくれます。

「ネイルサロン」と「新宿」の両方が入っていないと広告が出ないので「ネイル 新宿」「ジェルネイル 新宿」は出ないし「ネイルサロン」単体でも出ないです。
部分一致と比べると扱いやすいんですが、キーワードの漏れがあると広告が出なくなってしまうので注意が必要になります。

次、狭いマッチタイプ「フレーズ一致」
絞り込み部分一致で、かつ、順番通りに入っているものにだけ広告出す、という感じになります。
「ネイルサロン 新宿」で設定をすると「ネイルサロン スペース 新宿」というものが入ったものだけに広告を出すので「ネイルサロン 人気 新宿」で広告が出なかったり、入れ替え「新宿 ネイルサロン」も広告が出なかったりもします。
部分一致よりも狭く、ちょっと扱いづらいです。
なので、フレーズ一致を使うことは、まあないです。
ゼロではないんですが、基本的に絞り込み部分一致の方が使いやすいし、フレーズ一致を使う必要性があまりないので、フレーズ一致というものがあるという事だけ覚えておいてください。

最後は「完全一致」
名前の通り、完全に一致しているものだけに広告出すというものです。
「ネイルサロン」で完全一致の設定をした場合「ネイルサロン」だけで広告が出るという感じです。
その他のキーワードは出ないので、完全一致だけで設定し広告を出すと、漏れはすごく多いので、あまりそういう使い方はしないです。
完全一致、どういう時に使うかと言うと、登録したキーワードの入札調整をしたい時、例えば「ネイルサロン」という部分一致で100円で入札をしていると「ネイルサロン 新宿」とか「ネイルサロン 評判」も全部100円にあたって、動いてしまうんです。
だけど「ネイルサロン」単体で入札をあげたいという場合は「ネイルサロン」と登録し200円と設定をすると「ネイルサロン」と検索した場合、その完全一致に登録されているものが優先されるので、200円で広告が出せるということです。
逆に「ネイルサロン」単体よりも「ネイルサロン 新宿」の方がエリアも入っているので、費用対効果がいいという場合「ネイルサロン」単体の入札を下げたいと考える方は多いと思うんですが、そういう場合はネイルサロンの完全一致を50円入札と調整をするといいです。
「ネイルサロン」で検索した場合、50円入札で動いてくれるので、入札調整をしたい場に完全一致を使うイメージを持ってもらえると良いと思います。
完全一致だけで、アカウントを全部作るということはないので、基本的には「部分一致」「絞り込み一致」がメインになります。絞り込み部分一致に関し、画面でキーワードを設定していく時に選択がないんですよね。
「フレーズ一致」「完全一致」は選べるんですが「絞り込み部分一致」というのがなく、設定する場合に「部分一致」にしてキーワードの前に「半角+」を入れるということだけは覚えておいてください。
これをやらないと設定が出来ないので「半角+」を頭に付けるのは、忘れないようにしてください。

部分一致でキーワードが拡張する話をしたのですが、拡張も2種類あり、1つは類似クエリへの拡張です。
これは「引越し」というひらがなの「し」が入ったもので設定した場合、ひらがなが入っていない「引越」、間に小さい「っ」が入ったものでも同一のものとみなし、広告を出してくれるというものです。
「本」という漢字の設定でも「ほん」「ほ」と「n」としても、広告を出してくれるというもので、表の下にもありますが、どのマッチタイプでも出ます。
基本的には「完全一致」ですが、引越しと入れておいたら、一緒だと感じGoogleが拡張してくれる。
もう1個は、キーワードの拡張というのがあり「ジェルネイル」だと「マニキュア」「ペディキュア」までGoogle、Yahooが同じと判断し広がってくれるというもので、この広がりは、部分一致のみになります。
言い間違いは、どのマッチタイプであっても広告側がカバーしてくれます。

リスティング広告「除外キーワード」という設定もできるんです。
このキーワードが入っているものに関し、広告を出さないという設定ができるんですが、除外キーワードは、部分一致でもキーワードの拡張というのはないので押さえておいてください。
ちょっとでも出たら嫌だというものは、たくさん登録し、マイナスという事はないので、出てしまう可能性があるもの、どんどん設定してくる必要があります。

次に、実際にどういうキーワードを設定していったらいいかです。
ネイルサロンの例を元に見ていきます。
「店舗名」と「軸キーワード」やっているビジネスの「軸」となるキーワード「ネイルサロン」「ネイル」「ジェルネイル」「フットネイル」などというキーワードを、まず考えます。
軸キーワードから「ジェルネイル」単体で検索するより、それ+何かで検索する事が多いと思うんですが、そういうものを「複合キーワード」と言います。
どういう複合キーワードがあるかを考えていきます。

軸キーワードが「ネイル」「ネイルサロン」の時、複合でくっつくもの考えてみると「人気」「評判」「安い」「初めて」「結婚式」「成人式」「地名」などが強いです。
うちのネイルサロンは「保谷駅」というところにあるんですが、「地名」複合キーワードを考えて入れていくことをやっています。
その時に、要らない除外キーワードの設定をしておくと、広告を出さない設定ができるので、無駄打ちの広告がないよう入れておいてください。

例えば「スクール」「学校」「ネイルの学校」、自社サービスとして持っていないのであれば、広告を表示する意味がない。
クリックされたらお金がかかってしまうので、除外していく感じです。
「経営」「独立」「売上」「集客」、いろんなキーワードが出てくると思います。
部分一致、絞込一致で広告を配信していく時に余計なキーワードで広告が出てしまうので、除外キーワードというのはすごく重要になります。
一覧にしておけば、一括で入れられるので、事前にどういうものが不要か考えておく必要があります。

そうすると、このような表ができ、うちのネイルサロンのキーワード例ですが、店舗名は「モンテネイル」というカタカナ表記と英語表記、ネイルサロンだと地名以外の一般の複合キーワードだと「人気」「評判」「ネイル」「フットネイル」も複合ワードは、だいたい一緒な感じで、事前にキーワードをどこで出していくかという表を作っておくと、設定が速くでき、情報の整理にもなるので、管理画面で1個1個考えながら入れていくより、どういうキーワードに広告を出したいか、自分が分かるようにまとめておくことが大事になります。

実際、キーワードを考える時、この7つのパターンをおさえておけばいいと思います。

1「指名型」と言われる、店舗名、ブランド名。
2「競合系」競合のネイルサロンの名前で広告を出すことができます。
広告文に、競合の名前を入れると問題ですが、基本的に競合の店舗名で広告を出すことが出来ます。法的にも問題はないはずです。モラルや、他の店名で検索しているので成約率は悪かったしますが、引っ張ってくれたりするので、うちは出さないことが多いですが、出すこともできます。
3「直撃系」軸キーワードの「ネイルサロン」「ジェルネイル」などです。
4「悩み型」のキーワード。「巻き爪」「爪が薄い」「グリーンネイル」など。
5「周辺系」はネイルの技術名、ジェルのメーカー名で広告出稿してサイトに来てもらう事も可能です。
6「代替品」ネイルサロンの代替品「ネイルシール」ご自身で行っている「セルフネイル」等のキーワードです。
7「タイミング」もありますね。成人式、結婚式、デート、旅行とか、タイミングでネイルしたいという方もいるので「タイミング系」もいいと思います。

こうやって、キーワードというのは膨らましていくと、色々あるので自身で考えてみる事が大事になります。

ツールの紹介もしておこうと思います。
「goodkeyword」というサジェスト、予測変換です。
「ジェルネイルスペース」と入れたら、次の候補が出て検索の候補を一覧として出してくれるやつです。
「ジェルネイル あ」といれたら「あ」の後の一覧表を出してくれるもので、こちら概要欄に貼っておくので、サジェストというものからキーワードを見つけてくるということもできます。
さらに、そのサジェストから余計なキーワード、要らない除外すべきキーワードが見つかったりもするので、見てもらうといいと思います。

次「広告」の話をしていきます。
広告は、タイトルと表示URL、説明文が基本的な部分で、その他、広告表示オプションというもので、さらに表示ができたります。
どんな風に出るか、サンプルだけ載せておきます。

大事なのが、タイトル、説明文、この2つがすごく重要になって、広告によってパフォーマンスは大きく変わります。
これは間違いないです。

キーワードのマッチタイプのお話をしましたが、部分一致でどういうキーワードに拡張していくかも、この広告のタイトルとか説明文を読み取って、どこまで広げていくか調整もしてくれるので、すごく重要です。
広告はすごく重要で、しっかり考えて設定をしてください。

うちのネイルサロンは「大人の少し贅沢なネイルサロン」という、広告タイトルをつけています。
他店と比べると、少し高額で価格が1.5倍から1.8倍くらいの値段なので、高級感を伝えたく「大人の少し贅沢な」という表現をしています。
「セレブ」「高級」いろんな言い方で、どういうものが刺さるかテストをしてみるといいと思うんですが、色んな言い回しがあるので、リスティング広告はすごく面白いし、パフォーマンスも幅があるので考えながら作ってもらいたいと思っています。

広告に関してどれくらい設定したらいいか、という質問が多いんですが、1つの広告グループに少なくても、3つぐらいは入れておいたほうがいいです。
特にGoogleのシステムは、すごく優秀で「ジェルネイル」というキーワードに対しABCの広告3つ用意しておいた場合、ユーザーに対し一番パフォーマンスの良さそうな広告を自動で選んで出してくれる感じなので、広告文は多く入れておくと良いです。
最低でも3つくらいが、パフォーマンスは出やすいので、多く入れてみる事をおすすめします。

リスティング広告、タグの話もありましたが、詳細なデータまで取れるんです。
どのキーワードで、どれくらいの人数のユーザーがサイトにきてくれ、そこで広告費用
いくら使い、何件成果が取れたかまで追えるのでテストがしやすいんです。
どんどん広告を追加し、悪いものは止め、新しいものを入れ、テストでパフォーマンスに影響は出るので、広告文をどんどん作って入れてみる事がパフォーマンスを出す近道と思いますので、やってみてください。

作る時の注意点は、ユーザーは検索をし、広告を目にする訳ですが、いろんな競合の広告
見てどのページにアクセスしようかと考えて入ってくるので、その時に一番良い広告を作るイメージで、その為には「自社の強みは何なのか」「どういうことをユーザーを求めているか」というのを考え広告を作っていく必要があります。
実際、自分で検索をしてみると、競合がどういう広告を打っているか、そこで一番気をつけるということをすれば、基本的にパフォーマンスが悪くなるということはないので、自社の場合なら、どこが勝っているかを考え、広告を作る意識をしてみてください。

アカウントのキャンペーン、構造についてお話をしておくと、キャンペーンの中にグループ1、グループ2と入って分けてしまい、1は店舗名、2はネイルサロン、ジェル名で広告を出すと2つの分け方でもいいし、店舗、ジェルネイル、フットと3つでも大丈夫です。
運用者が管理しやすい状態で大丈夫です。
広告グループ内にあるキーワードに対し、ユーザーの検索したキーワードがマッチすると、グループ内にある広告が出る仕組みなので、ジェルネイルとフットネイルを分けて置いた場合、フットネイルで検索したらフットネイル用の広告が出せるという感じです。
ジェルネイルで検索した場合、広告の広告が出るみたいな感じですね
なんでそういう切り分けができるようになります。
グループをまとめてしまうというふうにデータが見やすくなるので、数値が分かりやすいのと広告のテストがしやすい。
広告グループ3個と100個を比べた場合、3個の方が明らかにテストはしやすく、集計しやすいので、その方がいい方ははそちらのほうがいい。
ただ、そのデータを見た時、見にくかったり実際に運用してみないとわからないですが、広告グループ、細い方がパフォーマンスが見やすいということもあるんです。
自動化の影響が、と言われることが多いんですが、あまり関係ないと思っているので、細かい方が運用しやすいということであれば、細かく上げ広告したほうがいいです。
まとめてしまった、だしたい広告が一緒のキーワードには、全部同じグループにするみたいな感じです。
フットネイルという検索があった場合も、うちはジェルネイルの専門店という広告を出したいのであれば、一つの広告グループでいいですし、切り分けたいのであれば、広告グループも開きましょうという認識をしてもらえればと思います。

小さくなってしまって申し訳ないんですが、ネイルサロンがお米として一応載せておきます。
僕的にネイルサロン広告を出すのであればキャンペーンは1個でいいかなと
思います。
広告グループを、3つに分けます。
「店舗名」「ハンドネイル」「フット」の3個グループで、この中に色んなキーワードを入れていく。
運用者によってハンドネイルの広告グループの中にネイルだけを入れて、
広告運用する人もいて、僕はそれが間違いと思わないんですけど、数多く入れても間違いではないので、僕が結構多く複合まで入れてしまいます。
複合を入れておくと、それぞれの複合キーワード、「ネイルサロン保谷」とか「ネイルサロン評判」それぞれのキーワードごとに、キーワードの管理画面まで行くと見れるんです
よね。
それを見て調整をしていくということがしやすいので、僕はそうやって運用をしています。
実際「ネイル」しか入れず運用している方もいらっしゃるので、どちらが正解ということはないので、自分がやりやすい形が良いと思います。
初心者は、思いつくキーワード、とりあえず出ておく方がいいと思います。
明らかに管理はしやすくなると思うので、やってみてください。

今回、検索連動型広告についてお話をさせていただいたんですが、今回の流れに沿って、自身で1回広告設定をしてみることです。
管理画面を触ってみる事で、自分が触ってないところが見えてきたりし、どういうことができるか把握できるようになります。
検索連動型広告の一連の流れを理解すると、他のディスプレイ広告や動画広告はそんなに難しくなくできます。
リスティング広告は、すごく難しい印象を持たれている方が多いんですが、実際にはシンプルで、挑戦してみてもらいたいし、すごく費用対効果が合いやすい広告媒体だと思っています。
効果測定がしやすいので、行ってみてパフォーマンスが悪ければ止めればいいので、チャレンジしてみてもらいたいと思います。
実際に成果を出せる運用者になる為には、興味を持っていろんな事をする。
いろんなキーワードで入札してみたり、いろんな広告文を入れてみたりする運用者は成果がすごく出しやすいです。
数字が見やすいので、大きな変更した場合の差分を見て、変更した日を境に前後を見比べパフォーマンスが上がったのか悪化したのかを見ながら、徐々に、いい方向に持っていくのが広告運用です。
それを代行しているのが、僕のメインの仕事になります。
自身で広告運用をしデータの差分を見て調整、細かいテクニック論など昔はあったんですが、少なくなってきているのでデータを見て、動かしていけば徐々に数字は良くなっていきので、ぜひチャレンジしてみてください。
解らない事は、GoogleもYahooもサポートセンターを設けていて、質問すると丁寧に教えてくれるので、活用してみてください。

では、次の動画でお会いしましょう。バイバイ。

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  • この記事を書いた人桜井 茶人(さくらい さと)

    株式会社バルワードの代表。

    リスティング広告の専門家でありながら、集客全般を見れるマーケター。

    • Googleプレミアムパートナー
    • 著書:リスティング広告のやさしい教科書
    リスティング広告のやさしい教科書
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