#14【独学で習得】初心者でも分かるwebマーケティング講座/検索連動型広告

動画の文字おこしをしてあります。テキストがお好みの方は動画の下からお読みください。

独学で習得せよ Webマーケティング講座 第14講
今回は「リスティング広告の検索連動型広告」についてのお話をしていきます。

第1講から続いているのですが、最初の方を見てないという方は概要欄に再生リストを用意しています。
そちらから順番に見れるので、興味があれば見てみてください。
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「検索連動型広告」「リスティング広告」という分野の中のメニューのひとつ「検索連動型広告」というものについてお話をしていきます。
リスティング広告は、Google広告とヤフー広告の総称というお話はしてきたんですが、その中で多くの企業、ビジネスをやってる人が使っているものが「検索連動型広告」という事になります。

Googleで検索した検索結果を持ってきたんですが、検索をするとキーワードによって、上のほうに広告が出ると思うんですね。
この赤枠で囲っている部分になります。
ここに、広告が出せるというものになります。
広告費は、この広告を1回クリックした瞬間にお金が発生します。
表示をされてもお金はかからないんですが、広告をクリックした瞬間に広告費がかかるということです。
キーワードと連動した広告を出せるので、ビジネスとしては集客がしやすいツールです。

前にもお話しをしましたが、数字が可視化されるので1万円使って何件の問い合わせが取れたかなど、管理画面で見えるので費用対効果もわかりやすく、パフォーマンスが合わなければ止めてしまえばいいし、パフォーマンスが合うのでであれば継続して出稿できるので僕は素晴らしいと思っています。

構造は、キャンペーンという大きな箱の中に、広告グループという小さな箱があり、そこに出すキーワードと広告文というものは、セットにしていれていくというお話をしました。
例えば、1個目の広告グループにはキーワードが「リスティング広告」、広告文「リスティング広告なら○○」というものを入れ、2つ目の広告グループは「PPC」、広告文は「PPC広告なら○○」というものを入れたとします。
この場合、リスティング広告で検索をして広告が出る場合は、キーワードが入っているところの広告文です。
「リスティング広告なら○○」という広告が出るということです。

広告グループは、別に数が多くても少なくても問題ないです。
グループの中にあるキーワードに対し、広告文が出るという形になるので、そのキーワードに対し広告文が出てしまったりすると、ユーザーはクリックをしなくなってしまうので、きちんとグループ分けをしましょうという話になります。

PPCというと、リスティング広告と認知している人も多いので、PPCというキーワードに対しても「リスティング広告なら○○」というものを出してもいいよという考えであればこのキーワード、PPCは上の方の広告文に入れてもいいよ、という感じです。
キーワードは別に1つというわけではなく、たくさん登録できるので必要なものを登録してください。
広告文も1つではなく複数設定でき、グーグルのシステムでキーワードやユーザーを見ながら、どの広告が適しているかを考え選んでオーダーしてくれるので、広告文は1つより3つぐらい入れた方がいいと思います。
パフォーマンスを見ながら、悪いものを止めたり、新しい広告も追加していく必要が出てきます。

抑えておかなきゃいけない部分、キーワードのマッチタイプというものをお話ししていきます。
マッチタイプは、キーワードを設定していくものですが、どれくらいキーワードを拡張したり絞り込んだりという設定をします、というものです。
マッチタイプは「部分一致」「絞り込み部分一致」「フレーズ一致」「完全一致」と4種類あります。
表記の仕方は、部分一致はそのまま入れ、絞り込み部分一致は半角+を入れる、フレーズ一致はダブルコーテーション(”)で挟む。
完全一致は、カッコ[]でキーワードを挟む表記をします。

部分一致は、一番キーワードが拡大し「リスティング広告 運用代行」と入れた場合、「リスティング広告」のキーワードでも広告が出る可能性もありますし、「リスティング広告 業者」など設定したキーワードと、ちょっと違うものも出してくれるような設定になります。

絞り込み部分一致は、この+が付いたキーワードは必ず入れてください、というものになります。
「リスティング広告」と「運用代行」2つが入った状態のキーワードに対し、広告を出すというものになります。
「リスティング広告 東京 運用代行」のような、間に東京などが入った場合でも広告が出るというイメージです。

部分一致はキーワードを拡大してくれるんですが、余計なキーワードで広告が出てしまう可能性があり、絞り込み部分一致は、かなりコントロールがしやすいです。
「リスティング 運用代行」で検索した時だと広告はでないので、設定を失敗すると損失が出てしまう可能性があるというのは、覚えておいてください。

フレーズ一致は、この順番で設定したところに広告出す、というものになります。
「リスティング広告 東京 運用代行」と、間に東京が入ったものには、広告を出さないというものです。
ですが、あまりフレーズ一致は使う機会がなく、絞り込み部分一致で十分なので、僕自身もフレーズ一致を使う事は、ほぼないです。
この順番通りに出さなきゃいけないというシーンはほぼないので、絞り込み一致でいいと思います。

完全一致は、このキーワードにだけ広告を出す、というものなります。
今まで「リスティング広告 運用代行 東京」のように、最後に東京とついたり、間に入ったりという場合には広告が出ない設定になります。

1つのグループに、同じキーワードで違うマッチタイプは入れたほうがいいのか、という質問が来るんですが、基本的には入れなくても大丈夫です。
部分一致と完全一致で、同じキーワードを登録する必要があるかという場合、基本的には部分一致が入っているのであれば、部分一致だけ入れておけば大丈夫です。

どういうシーンで入れるかというと、部分一致は入札単価です。
1回のクリックが100円まで出せます、完全一致は、効率が良いから200円まで出せます、という場合には、1回のクリックの単価を調整したい時に、両方入れる感じです。
キーワードで、1回のクリックの金額をきちんと入力してあげる時には使えるんですが、基本的には自動入札で設定をする人が多いので、そういう場合、完全一致は入れる必要はない感じになります。

マッチタイプ、わかりにくい部分もあるんですが、ここすごく大切なので覚えておいてください。

「桜井茶人」、僕の名前で検索したんですが、結構、広告が出てるじゃないですか。
広告がでているところは、リスティング広告の業者さんで「リスティング広告の運用をします」という広告文を出しています。
なぜこういう事が起きるかというと、おそらく「リスティング広告」というキーワードを設定していると、僕の名前でも広告が出てしまっているようです。
リスティング広告を、部分一致で設定すると「拡大解釈をするので、PPCやそういうものなら出ると思います。」といいましたが、僕の名前にも拡張しているということです。
これは、僕が書籍を出版したり、こうやって活動しているというのもあり、桜井は「リスティング広告に近いキーワード」という事をGoogleが判断しているので、僕のキーワードでも広告が出てしまう感じです。

こうやって、部分一致は良くも悪くもですが、キーワードを広げてくれるので、自分達の考えていないようなキーワードまで広げお客様を取ってきてくれる事もあります。
が、無駄なキーワードで広告が出てしまう事もありますので、ここは注意が必要です。
部分一致は、かなり拡大解釈することがあるので、その点だけ気を付けて下さい。

キーワードの設定は、このキーワードで広告を出したいという事もできるんですが、逆に「除外キーワード」という、このキーワードでは広告を出さないという事もできます。
それが「除外キーワード」から設定できるんですが「検索クエリ」実際に別のユーザーが検索したキーワードが、管理画面上で見れるんです。
それを見ながら、余計なものは除外をしておくと、効率が上がっていくということです。

リスティング広告の部分一致で広告設定をして、除外キーワードで「桜井茶人」と設定していると、さっきのようなGoogle検索結果で僕の名前で検索した時に広告は出なくなります。
大事な部分で部分一致を使い広告配信する場合、いろんなキーワードで主張してしまったりするので、除外キーワードは最初から登録してもらうのがいいと思います。
実際に検索クエリ、今だと検索語句、管理画面で見れるので、それを見ながら、うちのサイトにはこのキーワードは要らないというものは除外設定をしてください。
キーワードを考えたり除外キーワード設定したり、調整をしていくのが、リスティング広告の検索連動型広告になります。

運用型広告とよく言われますが、設定をしたらおしまいというわけではなく、設定をした後も少しずつパフォーマンスを上げていくという必要があります。
広告代行は、運用者によりかなりパフォーマンスが変わるというところは押さえておいてください。

次に「キーワードの考え方」、いろんな種類があります。
ネイルサロンを例で持ってきました。

「指名系」その店舗の名前、会社名です。
うちのサロンは、モンテネイルというんですが、指名系は店舗、会社名。

「競合系」は、ライバル店です。
他のネイルサロンの名前で検索した時にも広告は出せるんですが、モラルの問題もあって、個人的にあまり出さない方がいいんじゃないかとは思っているんですが、競合の名前でも広告が出せるということを覚えておいてください。

「直撃系」誰でもわかるようなキーワード、「ネイルサロン」「ジェルネイル」「ネイル」「フットネイル」などです。
これは誰でも思い浮かぶキーワードと思います。

「悩み系」のキーワードもあります。
女性でネイルをする方はわかると思うんですが、ジェルネイルは、少し削ったりするので爪が薄くなってしまうという事があるんです。
「爪が薄い」「爪が短い」ことをネガティブに捉えている人もいて、「爪が短い」とかキーワードで検索する方もいらっしゃったりします。
こうやって悩みのキーワードから広告を出し集客していくということも可能です。

「周辺系」ネイルサロンでいうと技法、ジェルのメーカー名もあります。
このジェルのメーカー、どこのメーカーを使っているかというのを探して来てくれるお客様もいるので、もしかしたらメーカー名でも成約が取れるかもしれない。

「代替品」ネイルサロンの代替品というと「ネイルシール」「セルフネイル」でも取れるかもです。

「タイミング」も、あったりします。
「成人式」「結婚式」「デート」「旅行」とかキーワードで、もしかしたら取れるかも、と考えるとキーワードは広がってくるんです。
全部を使えるかというとそうではなく、例えばタイミング系は「成人式」というキーワード、広告出稿することができるんですが、着物のレンタルショップやフォトスタジオなども「成人式」というキーワードは出したくなる。
となると、そことの競争もありキーワードを思いついても、成果が合わないということもあります。

考え方としては、指名、自分たちのサービス名だったり「競合系」「直撃系」「悩み系」「周辺系」「代替品」「タイミング」を考えていくと、キーワード発想が広がってくるので、自分がサービスを展開していく上で、どういうキーワードを選んだらいいか考えてみるということが大切になります。
ここ、広告運用者の腕の見せどころです。
どのようなキーワードで情報発信をしていけば、集客ができるかというのを考える必要があります。
この辺も自分で、どういうキーワードに対し広告を出すかというのを考えてみてください。

次「広告文の考え方」について。
広告に関しては検索したときに出るものになりますので、検索を質問だと思ってください。
「リスティング広告運用代行」であれば、運用代行を探している人が検索しているのはみたいなものに対し、広告文はその回答として書いていく必要があります。
そういう意識で、広告文を作ってみて下さい。

「3C」で強みを入れるというのは結構上がりやすいものです。
ネイルサロンでいうと、土日やっていない競合が多いのであれば「土日もやっています。夜は〇時までやっています。」とすると、クリック率も上がって成約も取れるケースが多くなります。
「3C分析」、最初の方でやりましたが、競合と自分たちがどこで勝って、どこで負けているのかを把握し、広告がどういうものかを考えていくというのが大切と思っています。

「目で見やすい文章」も大切です。
「無添加化粧品」おそらく日本語で考えたら普通に漢字が並んでる「無添加化粧品」の方が自然だと思います。
ひらがなの「の」を入れ「無添加の化粧品」としてみると、少し違和感があるんですが、目で見た時は無添加と化粧品が離れているほうが頭に入ってきやすいです。
日本人は、漢字4文字ぐらいが限界で、それ以上だとストレスを感じてしまう事があるので、目で見やすい文章も大切になります。
数字を使うのも、目で読みやすいです。
「駅から近い」よりも「駅から2分」というように、数字だと視覚的に目に飛び込んで来やすく伝わる広告文になりやすいので、意識して広告文を作ってみてください。

今回の講座「検索連動型広告を理解しよう」というテーマでお話をしてきました。
リスティング広告の構造もキーワードのマッチタイプ、キーワードの考え方、広告文の考え方は大切なので、理解をしておくだけでいいので頭に入れてください。

自分で広告運用をせず、代理店にお願いする場合にも、丸投げするのではなくどういう風に広告が設定されているのか、どういう考えでやってるいるのか、広告主と代理店の二人三脚で歩んで行ったほうがパフォーマンスが上がりやすいです。

次回は「リスティング広告のディスプレイ広告」、バナーを出して広告を出すというお話をしていきます。

今回のリスティング広告の講座、マーケティングはいろんな方法があるので、ぜひ、いろんな手法を覚えてもらいたいと思います。

まだまだ続いていくので、興味がある方はチャンネル登録をしていただけると嬉しいです。
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こちらも概要欄にあり、誰でも無料で参加できるものなので興味あれば参加しみてください。
では、次の動画でお会いしましょう。バイバイ。

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  • この記事を書いた人桜井 茶人(さくらい さと)

    株式会社バルワードの代表。

    リスティング広告の専門家でありながら、集客全般を見れるマーケター。

    • Googleプレミアムパートナー
    • 著書:リスティング広告のやさしい教科書
    リスティング広告のやさしい教科書
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