SNSマーケティング講座①ブランディングを活用し営業しないで販売

動画の文字おこしをしてあります。テキストがお好みの方は動画の下からお読みください。

今回は、「SNSブランディング営業しないで集客せよ」というテーマでお話ししていこうと思います。

僕自身、フリーランスのような形で9年前に独立したんですが、
自分で営業は、本当に無理でした。電話営業なんか、絶対無理。
まして、訪問営業は100%無理な感じだったんですけど、今はしっかりと仕事が取れている状態です。

今回は、フリーランス、ビジネスをやられてる方、
これからビジネスをやっていきたいという方には、すごく良い内容になると思っています。
集客で困ってる方は、SNSの活用をすることによって、面白いほど集客ができるようになってきます。

ビジネスの考え方や実際にどういう風にしたらいいか、ある企業でやった3時間ぐらいのセミナーを、前半、後半に分けてギュっと凝縮してお話します。

「No Sales Marketing、SNSでセルフブランディングせよ」で、進めていこうと思います。

「今の時代でのビジネス」
「パーソナルNO.1を目指せ」
「消費者行動モデルから考える」
「FacebookとInstagramの目指す世界」
「FacebookとInstagramの活用方法」
「ビネスの導線の設計」

考え方、情報発信はどのようにしていったらいいか、というお話をしていきます。

考え方、マインドはめちゃくちゃ重要です。

今の時代、「コモディティ化」が進んでいます。
「コモディティ化」とは、どの商品を買ったとしても、あまり差がなくなってきているという事です。

飲食店で考えるとすごく分かりやすいですが、どこかでラーメンを食べようと思った時、検索してお店を探しますよね。
と、なった時に、もちろん味に差はあるにしろ、めちゃくちゃまずいラーメン屋さんや、びっくりするほど美味しいラーメン屋さんは、そんなに巡り会う事ないですよね。
どこのラーメン屋さんに行っても、ある程度美味しい。
これが「コモディティ化」で、どのサービスも平均的に同じぐらいになってきているんです。

例えば僕がやっているリスティング広告も、以前はテクニックを使う事が通用していました。
僕が独立した9年前は、テクニックを使うとどんどん成果が出て、収入が倍になった。
でも今は、googleのシステムがどんどん進化して、そんなに差がなくなってきたという状態で、いろんなもののコモディティ化が進んでる状態です。

そうなると、どういう風に商品を売っていけばいいか、ということを考えていくのが大事になります。
実際に、商品、サービスを探してる人は、
「良いものを買う」はもちろんですが、「良さそうなものを買う」と考えています。

どういうことかというと、リピートする商品に関しては、実際に自分が体験してよかったから「もう1回買おう。」となるけど、
そうでないはものに関しては、口コミやレビューを見たり、性能、サービスの内容を確認して良さそうだから申し込む流れとなります。
ここがポイントで、「良さそうなものを買う」という事です。
詐欺や、過大広告をしたりは絶対にNGなんですが、見せ方によっては商品が売れやすかったりします。

多くの人は「良いものを買いたい」と思いますが、それより「失敗したくない」という思いの方がとても大きいです。

考えてみたら、皆さんもそうだと思うんです。

心理学を勉強してる方だったら分かると思うのですが、マーケティングをしっかり学んで、ビジネスとして活用してる人は、ここをどれだけ揺さぶる事ができるかです。
人間の心理を考えた時に、
「いいものを売ります」というより、「あなた、失敗しないでくださいね」の方が、より響くということです。
マーケティングの本当のテクニック的な部分かもしれないですけど、
こういう事は、多くの人に伝わります。

では、「失敗したくない」という思考を持ってる人に、どのようにアプローチしていけばいいか。
それは「信頼」です。
信頼がとても大事で、これを組み上げていく工程がSNSを使ったブランディングになります。

以前は、webページ1枚で「広告運用してます、是非お仕事ください。」というようなページを作っていたんですが、
今はYouTube、Instagram、Twitter、Facebook、色んなSNSで情報発信しています。
このSNSを見て実際に会った事がない人でも、僕のことを知ってくれている人は、僕の人柄や、どういう考え方でビジネスをしているのか、というのも分かるし、信頼が生まれ他と比較せず「あなたにお願いしたい」という人が出てくるという事です。
普通は電話営業をかけたり、広告を打ってウェブサイトにきてもらう事をしていくんですが、
この信頼を積み上げていくことができればビジネスは成り立っていきます。

大事なのは、セルフブランディングです。
僕も以前は、ブランディングなんて必要ない、というタイプだったんですが、
今、個人でビジネスがしやすい状態、個々が活躍しやすい状態です。
一人でビジネスをやっていく、少人数でビジネスをやっていくことがしやすい時代なんです。
SNSで情報発信して、企業でブランディングをしていくというのは、中小企業だと結構難しいんですけれども、誰か人を立て、その人が情報発信をしていくと、見ている人がその人のファンになってくれたりします。
そうすると、ブランディングができ、セールスしなくても仕事の依頼が来るという状態を作ることが可能です。
これが、セルフブランディングマーケティングです。

皆さんに質問です。
webマーケティングを習いたいとなった時、どんな人から習いたいですか。

大きく分けて、2パターンになると思います。
業界NO.1の人、業界ですごく目立っている人にお願いしたい、素晴らしい知識、スキルを持っている人からと思うのも、選択肢の1つだと思います。
もう1つは、知り合いの人の中でのすごい人から習いたい。
皆さんも、自分で何かスキルを習得したい、何かサービスを利用したいとなった時、自分の仲のいい人がそのサービスをやっていたら、
業界でNO.1と言われている人よりも、その人にお願いしたいと思いますよね。

そうやって自分の知ってる中で、すごい人というポジションを取れれば、ビジネスは意外とうまくいくんです。
ここが分かってないから、みんな情報発信する時に、この業界でNO.1を目指さなきゃいけないというふうに考えがちなんです。
それは不要で、知ってる人の中ですごい人になりましょうという事です。
これが、セルフブランディングが成功するかどうか決まるラインなので、
「知ってる人で、すごい人」に皆さんにもなってもらいたいと思っているわけです。
これを僕は、「パーソナルNO.1」という言い方をしているんですが、
本当に、NO.1にならなくてよくて「その人の頭の中でのNO.1を狙っていきましょう」という事です。

僕は、日頃からYouTubeで情報発信をしたり、
Facebookで無料のコミュニティ「好きなことで生きていく学校」というのをやっています。
僕の情報を受け取ってくれている人に、「マーケティング」といった時に「桜井の考え方っていいよ」「実際にやってみたら成果出た」と、いうように信頼が上がってくれば、集客しなくてもそのコミュニティの中で仕事の依頼がきて、その人の中で、NO.1のポジションをとることができるんです。
皆さんがSNSを使って、自分ブランディングをしていく時、業界NO.1は目指さないでください。
それをやってしまうと、途中で挫折して諦めてしまうので全然必要ないです。
その人の中でNO.1になる事がポイントです。

パーソナルNO.1になるためには
「軸をずらす」です。

「軸をずらす」とは、どういうことか。
例えば動画編集でいうと、テレビCMのような動画編集、YouTubeの動画編集、同じ動画編集でも内容が全然違ってきます。
YouTubeでも、エンタメ系とビジネス系で全然違います。
動画編集をする人もいれば、動画編集の仕方を教える人もいます。
動画編集を教えるとしても、例えばPremiere proで教える人もいれば、スマホ1台で動画編集を教える人もいます。
これからYouTubeを始めたいんだけど、編集スキルがないから分からないという方は、
スマホ1台で動画編集をしたいというニーズがあるかもしれないですよね。
動画編集という仕事ひとつをとっても、ちょっと軸をずらすと、競合が全くいないシチュエーションになることもあるので、自分がどこで戦っていくのかを考えてみてください。

「100万人の一人の存在」

これは、掛け合わせです。
100人中1人の存在になるには、3つ持っているものがあれば、100人中の1人の存在になれます。

僕は、Premiereproで編集ができます。
でもそれだけだと、ライバルはいっぱいです。
そこに、「YouTubeスタジオ」という、YouTubeデータ解析、を使い診断、施策ができ、
YouTubeのサムネイルも作ることができます。
となると、動画編集とYouTubeの解析、更にサムネイルの制作という3点でめちゃくちゃ尖るじゃないですか。
ここができると、パーソナルNO.1になりやすいです。

あとは「人間性」です。
これは自分のストーリーを語るしかないんですが、例えば、僕は独立する前、自動車教習所の職員でした。
元々、マーケティングをゴリゴリやってたんじゃないの、というように言われたりするんですが、全く畑違いのところから、webマーケティングの世界に入り自分でスキルアップのために学び、リスティング広告分野でここまできました。
というお話をすると、遠くにいるような存在だったけど、実は普通の会社員だったのね、と身近に感じます。
YouTubeで顔出しをしてお話をしていると、どんな人か皆さんに伝わりやすいと思います。
人間性の情報発信をしていけば、その人の中の頭の中にある
「webマーケティングを習うなら、桜井」という、ポジションができるという事です。

「軸をずらす」「100万人に一人の存在」「人間性」
これを出せると、「その人の中で一番になりましょう」が、確立しやすくなるんです。
業界でNO.1を目指す必要はなく、その人の中で一番になればいい。
つまり、フォローしてくれてる人や、自分のコミュニティにいる人の中で、
その分野で1番を取っていれば、仕事が集まるということです。
ここができるようになってくると、自分で営業に行かなくても、仕事の依頼が来るようになります。

それには、「継続して発信することが重要」になるんです。

ビジネスで情報発信をして、チャンネル登録を増やしたい、インスタでフォロワーを増やしたい、
と考えた時に、継続して情報発信していかないと人は集まってきません。
もちろん広告を使い、一気に集める事も出来るのですが、基本的には継続してやっていく事が必要です。

1つ目は、「ニーズ」。
ニーズとは、こんなのを教えて欲しいとか、こんなの知りたい、こういうことができるようになりたい、という皆さんからの要望のようなものです。
それがないと、ビジネスは成り立たなくなってしまいます。
実際に、どういうことかというと、
イケてる歯医者さんは、「歯科予防を広げていこう」という活動をしている方が多いです。
歯科予防とは、虫歯になる前に歯医者で検診、治療してもらうこと、健康には重要なので予防を広げていこう思っているんですが、ニーズがなかなかないんです。
考えてみれば、定期的に診てもらうという人は少なく、虫歯で歯が痛くなったら歯医者に行く人が多いと思います。
なので、今のところニーズがない、ということです。
ニーズがないとビジネスは何成り立たない。すごく大事なので覚えておいて下さい。

次に「スキル」、できることです。
自分が持ってるスキル。自分には何ができるんだろうと考えた時、ニーズと自分ができることが重なったところに、ビジネスが成り立ちやすいんです。
そしてもう1つ、好きな事、自分がやりたいというものがあれば、3つを掛け合わせ強くなります。
そこを深掘りしていくと、ビジネスは成り立っていきます。

自分が情報発信をしていく時に、世の中にニーズがない事を発信しても伸びません。
ニーズがあり、自分ができる事、好きな事を組み合わせた、3つが重なるところを情報発信をしていくと継続し情報発信していけるし、スキルを教える事もでき、世の中から必要とされているものであれば、YouTubeでは再生数が伸びていくし、Instagramだとフォロワー数がのびていく状態になります。
自分が情報発信をしていく時に、どういうものだったら多くの人が望んでいるのか考えてもらいたいと思います。
大切なのは、その人の中のNO.1を狙っていきましょう、ということです。

そのためにやることは、「情報発信」です。
情報発信が、できる所はたくさんあります。
ブログ、SNS、YouTube、Facebook、Instagram、Twitter。
その中で、自分が情報、認知を広げていくことができ、自分のファンができてくると、営業しなくても仕事が取れる状態になってきます。

次に「消費者行動モデル」です。
消費者行動モデルは、消費者が商品やサービスを認知してから、購入・利用に至るまでの過程を説明した概念です。
商品を買う時、どういう流れで商品を買っていくかということです。

この「AISCEAS」。
最初は、認知と注意(Attention)、商品のことを全く知らない所から、
こんな商品あるんだっていう事を知り、興味と関心(Interest)を持つ。
そして、実際googleやInstagramなどで検索(Search)をして、
同じような商品ないか比較(Comparison)、検討(Examination)して、
やっぱりこれがいい、と思った時に
自分が商品を買ったり、サービスを申し込む (Action)状態になり、
最後、SNSで共有(Share)をするという、
「AISCEAS」というのが、主流と言われています。

ですが、セルフブランディングをやっていくと、「AISCEAS」ではなく、
「ALTAS」という流れになります。

「ALTAS」は、僕が作ったものなので、検索しても世の中にはないです。
どういう流れで、商品を買っていくのかというと、
まず、認知、注意(Attention)、商品を知るところから始まります。
セルフブランディングなので、情報発信してる人を見つけるというところです。
2番目は、好意(Like)。
この人いいな、この人の情報を定期的に聴きたい、となって
その後、信頼(Trust)が溜まっていく。
この人の言う事を聞いたり、自分のビジネスがうまくいくようになった、自分のスキルがあがっていった、というように信頼が溜まっていくと、
すぐ、行動(Action)に移るんです。
この人から学びたい、この人にお願いしようとなります。
そして、共有シエア(Share)です。

この「ALTAS」という考え方が、すごく大事で、
情報発信し自分のファンができていくと、比較検討という段階にならないんです。
その人の頭の中で、NO.1というポジションが取れていれば、この人にお願いしようというようになってくるので、
消費者行動モデル「AISCEAS」が、
自分で情報発信をしてる人は、「ALTAS」の動きになります。

自分は専門家ではないし、実績も無いから無理と思う方、非常に多いですが、そんなことは無く、どこの部分で軸をずらすか、100万人に1人になっていくかと考えていけば、
大きな実績がなくても、その人の中ではNO.1を取ることは難しくはないです。

うちは、嫁がネイリストでネイル事業をやっています。
どういう掛け合わせをしてるかというと、
ネイリストとして、技術もすごく勉強していて、スキルアップもしているんですけれども、
他に、似合うメイクやカラーの診断やアドバイスをする、パーソナルカラー診断、
好きなものとしては、アンティーク、その3つを尖らせるだけで、他のネイリストとは全然違う世界観を皆さんに伝えることができるわけです。
こうやって、皆さんにも考えてもらいたいと思います。

ビジネスを始めて行く時、既に何万社という企業が存在していて、その世界に入っていかなければいけないんです。
言い訳はできず、自分で一歩一歩、積み上げていくしかない。
無理だと言ってる人に、「それでも大丈夫」と、いうのを分かってもらいたい。
それでも、無理と思うのであれば、ビジネスはやらないほうがいいと思います。
ビジネスは難しいと思ってる人が非常に多く、決して簡単なものではない。
仕事をしていくという事は、ある程度の覚悟が必要なので、自分には何もないから無理と言って動けない人は、ビジネスをしてもおそらくうまくいかないと思います。

みんなゼロからスタートするものなので、無理だという気持ちは持たないで一歩一歩、確実に前に進んで欲しいです。
「SNSブランディング営業しないで集客」前編は、ここで終わります。

今回は、どのようにアクションしていけばいいかより、
考え方、思考、自分がどういうことを中心に情報発信をしていかなければいけないか、というお話をしました。
次回は、実際にFacebookとInstagramを使って、
どのように情報発信していくと、フォロワーさんが増えたり信頼がたまっていくのか、具体的なテクニックをお話していこうと思います。

また「好きなことで生きていく学校」では、無料でみんなでビジネスを学ぶコミュニティをやっています。是非参加してみてください。

では次の動画でお会いしましょう。バイバイ。

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  • この記事を書いた人桜井 茶人(さくらい さと)

    株式会社バルワードの代表。

    リスティング広告の専門家でありながら、集客全般を見れるマーケター。

    • Googleプレミアムパートナー
    • 著書:リスティング広告のやさしい教科書
    リスティング広告のやさしい教科書
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