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独学で習得せよ Webマーケティング講座 第15講
今回はリスティング広告の「ディスプレイ広告」のお話をしていこうと思います。
このWebマーケティング講座、第15講まできましたが、PPCというリスティング広告と書かれている部分、ユーザーが検索をしウェブサイトを訪れるまでの中で使われるリスティング広告というものなんですが、全体像に関しては第1講から話をしています。
前の動画を見ていない方は、概要欄に再生リストがありますので、そちらから見てみてください。
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では、早速「ディスプレイ広告」とは何か。
この画面の赤枠、こういうWebページにバナー広告、画像の広告を出すことが可能です。
これはGoogle広告でも、Yahoo広告でも同じように出せます。
Google、Yahoo何が違うかというと、出せる面が違うということです。
YahooであればYahooの持っているサイトに広告が出してるし、Googleだと「Googleアドセンス」という広告枠を張っているところに、広告が出るようになります。
リスティング広告、設定がいろいろできます。
大きくわけると「ユーザー」と「配信面」「誰に出すか」と「どこに出すか」設定をすることができます。
ユーザーで言うと「時間」「地域」「性別」「年齢」「興味関心」「世帯年収」「行動履歴」「交友」と分ける事ができ、どういうところに広告を出していくかという事ができます。
地域密着であれば、お店から半径何キロという設定もできますし、年齢も約10歳刻みでできます。
興味関心がある人にだけ広告を出す、という指定ができるようになっています。
世帯年収はGoogleだけですが、ユーザーがどういう事に興味を持っているか、行動履歴、例えばサイトに訪れた人だけに広告を出すということもできます。
Yahooだと、以前にどういうキーワードで検索したかというユーザーにだけ広告を出す、サーチターゲティングのようなものがあり、行動でもターゲティングができる感じです。
自分のビジネスに相性がいいところだけにしていくと、効率がよくなったりします。
次は「配信面」「どこに出すか」です。
どういう内容が書かれているページに広告を出すかということもできます。
ネイルサロンであればネイルの情報が載ってるところにだけに出す、ということもできます。
設定に関しては、キーワードを入れるところがあるので「ネイルサロン」と入れれば、そういうページに出るし「美容」と設定したら、美容の事が書かれているページに出ます。
このように、ざっくり分けることもできますし、元々、入っているカテゴリーの中から設定もできます。
また、URLの指定もできます。
どこのページに出したいか、広告枠があれば指定したページに設定もできます。
Google広告で「オーディエンス」で設定できるところが出てくるので、いろいろ見てみてください。
行動履歴、自分のサイトにどのようにたどり着いて、どういう行動をした人に広告を出すかは「リターゲティング」というものを使っていきます。
配信面は、実際に広告を出すとどこのページに広告が出るかというのが把握できるんです。
「プレースメント」といい、実際にどこの配信面かURLも全部見れるので、1個1個チェックするとページとの相性、成果も出るんですが、このページは要らないと除外もできます。
スマホで広告を出していくと、アプリとの相性が悪かったりするので、そこに広告を出しても費用対効果が合わないので、アプリを除外しようという設定もできます。
いろいろできるので、触ってみてください。
興味関心も選べる量が多いので、どこが相性がいいかやってみてください。
「検索連動型広告」は、思い浮かぶキーワードを設定していくので、ユーザーを商品購入まで連れて行きやすいですが「ディスプレイ広告」はザックリした設定なので、お宝探し的な感じになることも多いです。
テストをして駄目だったら、じゃあこっち、じゃあこっち、という感じで当たる所を探していくこともあったりもします。
「検索連動型広告」は自分でキーワードを検索しているので、その商品を買いたいという熱量が高いんですが「ディスプレイ広告」は、記事のところに広告が出るので、他の記事を読んで画像が気になったから入ってくるので熱量が低いです。
高額商品を売るという場合は、最初の一歩目のハードルが低いほうが成約が良かったりします。
10万円のソファーを売る時、他のページを見ていて、バナーが気になって入って10万円の買い物をするかと考えたら難しいですが、資料請求の方がうまくいったりします。
ユーザーがどういう気持ちでページに訪れているのかを考え、設定をしていくとうまくいくんじゃないかと思います。
次に、ディスプレイ広告の中でもオススメな「リマーケティング広告の活用をしよう」というお話をしようと思います。
Googleだと「リマーケティング」 Yahoo だと「リターゲティング」という名前です。
サイトに訪れたユーザーに対し、広告を配信することができます。
基本的に、興味を持ってサイトに訪れた方が非常に多いので、ディスプレイ広告の中でも費用対効果が合いやすい広告配信方法になります。
こちら、サイトのマップを持ってきました。
例えば通販サイトの場合、トップページに入って、Tシャツのカテゴリーの中から色やブランドを選んで、その後カートに進んで商品を購入する流れと思います。
リマーケティングは、どのページを見たユーザーに広告を出すかもできるんですね。
トップに来ているユーザーが圧倒的に多いと思うんですが、商品を買いたいとか、もっと情報が欲しいと思っているユーザーは、トップに来て帰ってしまったユーザーより意識は高いです。
さらに言うとカートに入れたけど、すごく悩んで買わなかった人はもっと熱量が高いです。
なので、こういうところだけに広告を出すこともできます。
リマーケティングだけでも、奥が深いんです。
こういうことができるとわかっていれば、自分でどこに広告を出していくか、考えられるかと思います。
向こうの図の、左側はユーザーの数です。
トップページに入る人数が多く、カートに行くと人数が減っていく感じです。
1番奥の三角形は、購入の熱量です。
トップページに来てすぐ離脱してしまい、違うサイトを見に行ってしまった人はやっぱり熱量は高くない。
商品をカートに入れると、熱量は高くなります。
下に行けば行くほど、熱量は上がるけどユーザー数が少なくなる。
費用対効果は遭いやすいけれども、全体の数がなかなか伸びない。
こういうのを考え、リマーケティングを設定していくと面白い結果が出たりするので、ぜひ考えながらやって欲しいと思います。
逆に、購入した人だけに広告を出すということもできます。
考え方によって、色んな事ができるので頭を回転させながら試してみてください。
このように、ディスプレイ広告は色んな配信方法があります。
最初は、広告で成果を出すということは難しいのでリマーケティング、ターゲティング、サイトに訪れてくれたユーザーに対し広告を出していくというところからスタートしていくのがいいかと思います。
Googleで広告を出す場合は、カテゴリー、興味、関心を見ていくのが難しいと思いますので、リマーケティング、サイトに1回も来ていないユーザーにも広告を出したい場合は、キーワードの設定から進めてみるのがいいと思います。
大体のクリック単価、1回のクリックが20~40円くらいだと思うので、自分の商品は何クリックで商品を売らなきゃいけないかを考え、頭の中で電卓を弾くと1個の成約単価は見えてきます。
100人に1人が資料請求をしてくれるのであれば、1回のクリックが40円だったら4000円かかる。
あらかじめ机上の計算ができるので、検索だとクリック単価の変動があるんですが、ディスプレイ広告はだいたい20~ 40円くらいと覚えておいてください。
クリック単価が安い商材で、検索でも1クリック5円、6円のものもあったりし、そういう商材は1個の獲得単価が400~500円が多いんですが、ディスプレイ広告だと1回のクリックで40円かかってしまうと、12、13クリックで1件の成約を取らなきゃいけないので厳しいです。
自分のビジネス、一件の獲得単価にお金が出せるか、客獲得単価、CPAがいくらぐらいまでだったら出せるのを考えチャレンジしてみてください。
自分で運用しない場合でも、頭に入れておけば代理店さんとのコンタクトもスムーズになると思います。
次回は、リスティング広告の中でも、検索でもバナー広告でもない「動画広告」についてです。
「動画広告」はすごく需要があり、CM効果のようなブランディングにも使え、面白い内容になると思うので楽しみにしていただけたらと思います。
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では次の動画でお会いしましょう。バイバイ。
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この記事を書いた人桜井 茶人(さくらい さと)
株式会社バルワードの代表。
リスティング広告の専門家でありながら、集客全般を見れるマーケター。
- Googleプレミアムパートナー
- 著書:リスティング広告のやさしい教科書