動画の文字おこしをしてあります。テキストがお好みの方は動画の下からお読みください。
広告主様が「リスティング広告を使う理由」なんだかわかる人いますか。
ここが本当にすごく大事なんですが「利益取るため」に広告を出すんですよ。
中小企業って。大企業だと認知とかもあります。
例えばコカ・コーラは、そこで商品を売るのではなく、認知をさせる話なんですけど、中小企業に関しては基本的に利益を生むために広告を出すじゃないですか。
分かります?これすごく大事。
なんとなく理解できますか?
なので、僕らの仕事は管理画面を変更したり、設定をすることではなく、広告主様の望んでいる「利益を出す」という目標に対し、仕事をするという考えをしないといけないです。
これすごく大事ですよ。
管理画面を調整して、目標のCPA通りに動けばいい、目標を達成しているからいい、という話になりがちなんですが、結局そこじゃないんですよね。
例えば「治療請求」が目標としている広告を運用するとします。
その時に、そのサイト名を知って検索をしてきているユーザーと、そうじゃない一般キーワード、
うちで言うと「バルワード」「俺式PPC」で入ってくるユーザーの1件の資料請求とるのと
「リスティング広告運用代行」とか「コンサルタント」で入ってきてコンバージョンをとる価値って全然違うじゃないですか。
それがすごく大事で、例えば予算100万円でコンバージョン100件、1件1万円で目標ラインが設定された時に、
仮に予算の1割の10万円でコンバージョンが90件、指名検索から来ているお客さまで、
残りの90万円で10件となると、要は指名検索って取りやすいじゃないですか。
認知されている会社であればあるほど。
だけど、指名検索をのぞいたら、予算90万使って10件しか取れてない。
平均して、1件1万円だったらいいけど、指名検索を除いて考えてみたら、90万で10件だと、9万円で1件とっている状態。
それが果たしていいのか。
相手の立場に立って利益を出すということを考えたら、それが正解か不正解か見えてきますよね。
なので、指名が多い時、僕は必ず、指名検索とそれ以外のものは目標のCPA別に分けましょう、と話をします。
もちろん、他の一般キーワードが入ってきて指名でコンバージョンすることもあるし、
全部が綺麗に分かれることじゃないんですけど、要はそこの目標が違うという話ですね。
資料請求に関しても、一般キーワードとディスプレイで、成約率が違うんですよ。
もちろん業種によっても違うし、オファーによってとか、フォーム、メルマガみたいな簡単なものから、
個人情報を全部入れる物によっても全然違うんですけど、僕の平均で行くと、検索とディスプレイだと実際の成約率は検索が5倍くらい、いいんですよ。
となると、同じ目標 CPAで設定いいのか、という話なんですよね。
よくあるのが、利益を出すためにやってるのに、ディスプレイでがんがん回して「改善しました。」と言い、売り上げが伸びないことはよくあります。
こういうことを考える事が、すごく大事で「利益を出す」為にやっているというのは分かってください。
となると、結局リスティングだけで利益を出すわけじゃないですよね。
結局、一番関わってくるのは、広告運用だけでは触れない部分、ページもそうだし、ランディングページをクリックして着地するページの出来でも、はっきり言って2倍3倍違うことがよくあるので、広告だけやっていたら完璧な話じゃなく、お客様の求める利益を増やすということを考えたら、いろんなものが関連してくるわけなんですよね。
SEOもそうだし、オフラインのマーケティングもそうかもしれないし。
なので、リスティング広告はそのうちの1個でしかない、という事は分っておいてください。
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この記事を書いた人桜井 茶人(さくらい さと)
株式会社バルワードの代表。
リスティング広告の専門家でありながら、集客全般を見れるマーケター。
- Googleプレミアムパートナー
- 著書:リスティング広告のやさしい教科書